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前田大作 blog

2011.07.27

確信、オオムラサキ。

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今年は花が美しい。蝶が多い。特にミドリタテハが多い。
そして27年来住んでいて初めて目にしたオオムラサキ。
今回は色も図鑑でみるのと同じ、濃くて鮮やかな色。
温暖化の影響なのか、なんなのか。

栗材にとまって休むオオムラサキ。制作のひとときを、味わい深くしてくれます。




2011.07.26

鍛造アルミの引手。

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昨日は、和光に出品する「栗材厨箪笥」の引手を仕上げて、午後は撮影した。
午後といっても、3時過ぎてたかな。予定より少し、オーバーしてしまった。

引手をつくるのは、本当に面白い仕事だ。興味深いと言っても良い。

木工なのに、どうして金属も使う様になってのですか。と聞かれる事が多いが
そもそも、箪笥や引出し、厨子など、
指物は金物と組み合わされる作品が多い。
桐箪笥だって、金物がたくさんついています。

昔は職人さんがたくさんいて、
隣近所に住んでいる職人さんとうまく仕事ができたのだろうけど
現在はそういう環境もすくなくなったかもしれない。

僕の場合、自分で作るしかない、そういう訳で
最低限の金工をすることになった。

木を活かす金物。
木と響き合う金物。
そう考えると難しく、面白い。
別々に作って来た木の部分と金属の部分が
制作の最後に組み合わされたときに突如あらわれる姿は
時に作り手の想像を超えた印象をうみだすから。

木の部分、金属の部分、
それぞれに情熱をもって、冷静に、淡々と仕事をすすめないと
どちらかに負けたり、どちらかを消したりして
作品としては高みに登れない気がする。
ピーンと反応して、双方が引き立て合った時に
もはや木工でも金工でもどちらでもよいような
そういう存在になれたら良いな。




2011.07.22

サンタクロースみたいな。

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夏に、ふらりと前ぶれなく工房を訪ねてくださる、箒職人さん。
今年も、昨日、いらっしゃいました。

僕が修行をはじめた年に買った箒はもうすっかり短くなって
今は3年程前に求めた2代目が活躍しています。

今年は、あて台の上を掃くための
小さな箒を特注しました。また次に来るときにもってきてくださるそう。
展覧会の事情もお話したら、お盆には来るよといってくださった。

工房の弟子たちは皆、箒をひとつづつ持っています。
何年かたつと、この箒と、掃除をする意味について理解がすすんだり
こうして箒職人さんが訪ねてくれるという幸福を実感するようになるかもしれません。

僕にとっては、20cmの竹差しと、この箒が大切な道具。
あたらしく誂えていただく、箒が本当に楽しみです。




2011.07.20

改めて、見る。

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最近自転車に乗るようになりました。

松本は盆地です。
北は上越、糸魚川へ抜けることができ
南は諏訪経由で名古屋へぬけることができる。
西は北アルプス、東は美ヶ原にとめられている。
地形的にはざっとこんな感じ。

盆地をウロウロするのに、自転車は便利で
僕が知らない場所を発見するのにうってつけ。

自分の好みにピタッとくる場所や物に出会う歓びってあると思うんだけど
出会う事で、ああ、自分ってこういうのが好きなんだなっていう発見も
また愉しいような気がする。

名も無いような、見過ごされているような
ひっそりと佇んでいるのが好き。

この古びた小屋も、僕にはとてもとても、素敵にみえます。

これを作った人、使っている人、毎日眺めている人。
そういった、土地の営みや歴史の営みに想いが巡り
ゆるやかな、あたたかい気分になったりします。

年齢とともに

自分が好きなものと、
新しく生み出したい欲求と
生み出さなくちゃという使命感というものが
明確な微妙なラインで線引きされていることがわかってきたというか...。

ただもう、好きな物をみて
自分が作る物もこういう感動を帯びたものでありたいと
願うばかりです。

2011.07.13

それでも、夕暮れは6月に限る。

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夕暮れは6月に限る、というのが僕の持論。
夕暮れは6月と11月が美しいけど、やっぱりテンションがあがるのは
これから夏だ!という、6月なわけです。

標高1350メートルの工房で27年間すごしてきて、
雲の形と色を明確に思い出せる夕暮れが、2回。
まさにそれは、「15年にいちど級」なんだけど
両方とも6月なんだな。

それとは別に、「10年にいちど級」と「まあ5年に一度くらいは級」とあって
それらが最近、7月や10月にもちらほらと出現する。


冗談は別にして、
日々の夕暮れは、もちろんどれもこれも美しくて、その魅力に差はない。
珍しさはちがっていたとしても。

ただ、目立つ夕暮れ時に思わず工房の外へ飛び出すと、
弟子たちがそれぞれに写真を撮ったり、見とれていたりすると
なんだか恥ずかしいけど、嬉しい。

夕暮れと向かい合う時は、大勢でも良い。
ひとりだと、紆余曲折している制作すべき作品のアイディアスケッチに想いが巡り、
またそれも大切な時間。


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