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works_いのり_像 厨子 仏壇 / 街・風景・人びと

2008.11.13

いのりのかたち_友人_地域 町会_入山辺

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「三城 山の神」2006年正月

秋が入山辺に深まり、収穫の歓びが地域一杯に溢れている。
町会、農家組合、青年団、消防団、婦人会、老人会、公民館活動〜そんなにあるのかア〜、それぞれの団体が例年さまざまに企画をこらす。僕はそういった地域活動の衰退にあわせて都会で育ってきたから、三城での行事は移住した当時煩わしい思いがあったのだが、老人と称すには元気すぎる地域の先輩達との積み立て旅行がこのごろは楽しい。
大抵が貸し切りバスでとなるが、最近の観光バスは後部がサロンとなっていてさっそく一杯となり、よもやま話を肴に温泉一晩は大いに呑むこととなる。

そこでは祭りの計画や、神様の掃除、川の氾濫の心配、地震時の避難場所、痛んだ道路の補修の段取り、運動会開催計画、農作物への鹿の被害対策、青少年健全育成、空き缶拾い、たまにはもめごと仲裁などなどが話題になるのだが、僕の参加する旅行は長老組だから、どこの誰それが入院したが、とか通夜葬式がいつになった、とかの話題が年ごとに増えてくる。

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平成一二三会 町会長会OB旅行 2007年秋三河湾豊川稲荷方面へ

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「ビール工場で サンタ嬢と中沢兄イ」
オカリナを持ち歩いてロマンチスト
旅行宴会でのカラオケ一等賞 千の風となって を歌った
青年団の頃のヴィーナスライン開通時には環境問題に労をつくされた

 僕は死は何となくさけたい話題と思っていたのだが、入山辺長老は一杯気分で冗談のように聞こえなくもない話しぶりで、あっちへいった、などと明るい。
厨子仏壇を作る僕の仕事にとっても、この感覚は容易には解せないものだった。

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「八丁味噌蔵見学」

入山辺道ばたに祭られている道祖神の存在が目につき始め、生きる死ぬを真剣に考えはじめたのは歳のせいでもあるが、そのような場面での皆の明るさ、屈託のなさはなんだろうか、つまりは自然なのだとようやくこのごろ理解出来るようになったのは、入山辺に暮らしたお陰とうれしい。

僕の家の寺は真言宗だが、普段の生活のなかで教典を学んだりはしない。
日本人の信仰はそれほどには宗教と深い関わりのあったものではないらしく、いのりは自然への感謝、地域の平安を思うことで、あっちへいったら空から見守る地域の仲間として永遠の存在になるというこの感覚はハッピーで、僕の厨子仏壇制作に大きく影響を与えている。

森があり、川があり、田畑があるがゆえに成立する自分たちの世界を大事にしたいから、自然を犠牲にしながら生きていくことが哀しい。日々故郷の山河を守らねばならない矛盾と闘って懸命に生きているから、あっちがわは天国なのだ
 伝統はときおり重い足かせとなりかたちの変化を拒んでいて、自然不足東京育ちには青天の霹靂だったのだが、こっち側からあっち側とは、守られる立場から守る立場へ移動するというだけのことであった。
自然のなかで人だけの崇高な意識「夢をみる、理想を掲げる、いのる」とはこのことではなかったかと思うのである
(信濃毎日新聞連載、内山節「日本民衆思想の基底へ」から学ばせて頂きました)


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「入山辺船付あたりから北アルプスを望む」


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「原宮原町会長 朝倉兄イ」


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「入山辺連合町会長・百瀬兄イ、市川、赤羽町会長」静岡和れすとらん・なすびにて

皆、自然のなかでの人の存在の意味を体得して生きてきている
ダム建設、自然破壊、環境保護、廃棄物処理などなど、
難題処理は張り合いのある当然の奉仕で
ご褒美は神様が下さると声を大にしない

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「カラオケ大好き大和登兄イ」
 平成一二三会2008年旅行常磐海岸・みそらひばりの碑の前で



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「道祖神 入山辺・原 宮原あたりで」


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「薄川ほとりで 弘法山を望む」

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「原町会 朝倉兄イとしめなわ作り・2007年暮れ」
伝統左官職人、蕎麦栽培、蕎麦打ち職人、無農薬野菜と何役もこなす長老は
竹馬、しめ縄、雪囲いなどの作り方を子供達に教えている


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