2008.12.09
暮れの拵え_家族一年箸_指南帳_CAD_多段柱状体、削り取り
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「お正月の準備・家族一年箸」
清らかな水に恵まれ生活で汚れたものを川で洗ったり、焚き火をして木を土にリサイクルしてきた日本人は、今年やり残した仕事や失念してしまったことを水に流したり、燃やして美しい灰に還しながら新年に祈り、諸々を前向きに乗り越えて来年の成長へと繋いできました。
家族となった新しい若者用に漆の色を選び、平安を祈りながら一年を共にする新しい箸を皆が協力して拵えるのは、おせち料理を準備したり一年お世話になった障子や畳を替えるといった仕事をしながら師走を楽しみ、家族や共同体としての連携を深めてきた意義深い習慣なのですが、それが自然素材で廃棄しても有害でないということが、晴れやかな永遠の未来の元旦に繋がってゆくのです
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デザインについて
樹と漆という自然素材を使い、すり減って新しい肌があらわれ、共に過ごした時間が美しい味になる白木と、汚れやすい先端を保護する色漆を組み合わせて目印を兼ねた装飾としました。先端の塗りは下地の生漆(採取した漆を漉したもの)をわずかのぞかせ、 日本の着物の袖の粋な見え方を模しましたが、一年使う間に先端の色漆がすり減り、下地がランダムに顔をのぞかせます。このような古美を日本では景色と言い表して使い込む楽しみにしてきました。
天削というのは江戸時代から続く僕の好きな箸の形で、家族間で個人用に別けた食器、自然からいただいた色の名は日本の伝統です


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ランチョンと組み合わせてみる、テーブルセッティングを考えてみる、組み合わせる食器の大きさやとりあいを考える、色を確認してみるなど、CG(コンピューターグラフィック)上での3D空間は制作前のアイデアストーミングに欠かせない時代となりました。以下箸の描画法を紹介します
1 正面図を描きます
2 両端木口の正方形を描き面取りします
箸の頂部は0.3、先端は0.5に設定します
3 面取り結果です
4 基準点に整列します
5 多段柱状体にします
5・1 視点を右側面にします
5・2 9mm角を後面にします
5・3 図のように入力します
6 出来た立体を斜め右から見てレンダリングして確認します
7 箸先端に基準点を置き立体と共に選択して図のように整列します
8 天削部を作ります
削りとりのための図形を図のように描画します
9 柱状体にします
10・1 上面図に変えて柱状体を箸に揃えます
10・2 削り取られる図形(箸本体)に設定して実行します
11 出来た箸をレンダリングして確認します
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以後の面取り作業は省いて構いません
12 3D面取りツールでを箸先端部を選択します
視点を変え、拡大して選択し易くします
13 0.5mm面取り実行後のワイヤーフレーム表示です
14 面取りのレンダリング表示です
15 天削部分を同様に0.2mm程度の面取りします
16 実行後のレンダリング画面です
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以後は箸先端と天削の漆塗り部を作るための作業です
17・1 本体を複製します17・2 削り取り図形を上面図で箸と合わせます
17・3 図のように箸を選択して実行します
18 先端部が削り取れた本体を3Dレイヤーに移動しておきます
19 同様に複製してあった本体から削り取って出来た先端部を3Dレイヤへ移動します
20 先端部の描画色を緑に変更してレンダリングした画面です
21 天削部漆塗り部分を 3D抽出ツールで取り出します
22 抽出した天削部をX方向に0.1移動し、面色を緑にします
23 レンダリングイメージです
24 上面図で配列複製します
25 それぞれを回転します
26 レンダリングイメージです
27 一膳を配列複製します
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以後配列複製をくり返して好みの色をつけて下さい
