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指物師の道具箱1_鉋 小鉋 豆鉋 / 指南帳_木工

2009.06.08

指南帳_鉋_工作少年とのメール

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指南帳_鉋_02.jpg
「収縮した台の仕立て直し」

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封筒.gif

こちらも初夏から夏へとさわやかな季節を楽しんでいます

昨年株分けしたあやめ、とらのお、しらねあおい、いかりそう、みずひき、みやまおだまき、チゴユリ、ほうちゃくそう、くじゃくしだ、レンゲツツジなどなどもともとこの地にあった植物が増え、増える訳ない小生普通預金以上にうれしいことでした。(これはこの地を踏み荒らした贖罪であります)

それらを新しい荒れ地に移し僅か5メートルは緑が伸びたでしょうか? 庭造りは貴兄仰るとおりやはりあと25年はかかりそうですナ

カブ、春菊、辛み大根は双葉が無事開きましたが葉物の虫退治は煙草の吸い残しをバケツ水に溶かしたものが一番と地域ご老人に教わりました。そんなわけでますますやめられませんが煙草がなければ農薬散布となります。煙草の害と化学汚染とどちらが社会にいいんでしょうネ?都会の野菜はたべられませんナ・・

仕事の合間は草取りですが、ところで貴兄は雑草をなんと定義していらっしゃいますか?


さて、工作復帰おめでとうございます

工作のなかでも鉋はいちばん面白い

僕は小さい頃、細工場(仕事場)へ夜盗み入って父の鉋で内緒で削った覚えがあります

細工場へ子供は入れてもらえなかったので、父の留守が楽しみでお弟子さん達も黙認してくれていたいい思い出が残っていますが、父は見抜いていたでしょうね。鉋は命ですから・・


シメシメと削るとシュッという音と木の香りを嗅ぐだけで子供の胸が騒ぎましたが、「削ろう会」という鉋を楽しむ団体があるくらいで、鎌倉室町からもって、未だにいい大人が夢中になるのももっともな話です

僕も例外にもれず未だにやっておりますが、50年削ってようやく少しは解ったような感じがしますのでコツをお知らせします


指南帳_鉋_03.jpg



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返信.gif

前田純一様


昨日、漆の勉強のために欅を板に作りました、鉋がけをしましたら手のひらにマメが出来ました!柔な状態では良い物は出来ません!修行いたします!

今日、古い鉋の台を定規で診ましたら意外と狂っているのが判りました!立鉋で訂正しました!此れで良いのか判断できませんが使ってナンボですから都合が悪ければ訂正しなおします!


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鉋下端は下端定規のようなまっすぐな棒で真っ平らを勘でみるのですが、「なにに対して」真っ平らなのかがポイントです

削る相手のかたちは、むくりがあったり甲盛りがあったり箱の底のように凹面だったり、しなったり動いたり(僕の家では狂うとはいいません)するので、つまりは樹に合わせるということですが、逆に言えばその様に下端を作ると樹がそうなってくれると言えます・・つまり目的、作り出す形が下端です

難しくなりましたが実際には削る相手に鉋を当てて軽く回転させて回転の中心が刃口の台尻側直ぐ下(図参照)にあるように下端を調整するのがこつです


さてどうやって平らにするかですが、(僕は普通の鉋で削ります)立鉋で大体平らにしたあと厚いガラス板にサンドペーパーを貼ってその上で鉋を摺り合わせます

ガラスは5mm以上厚いほどよろしい、建築廃材現場にいけばきっといいものが手に入りますので長さは鉋の二三倍、巾は14cmほどに切ります

ガラスで手を切らないように角を丸めますが、砥石でらちがあかない場合は回転の遅いディスクグラインダーにガラス用のディスクをつけて丸めるとうまくいきます

かならず防護メガネをして下さい(もし昇降盤のような大型機械があればガラスよりベターです)


サンドペーパーはスコッチ製のロール状のもので裏にのりがついているものを使い、番手は#120か#180を使います

さてここからが大切です。

以上までは刃を痛めないよう少々引っ込めて手加減で平らにするのですが、いざ刃を使う状態まで刃を出すと鉋刃が表なじみを押して台頭下端が少々出っ張って刃を材料から浮かせて削れません、そのほんの僅かの出っ張っりをスクのですが、これは目で見てわかるほどのものではなく、立て鉋ではなかなかむづかしい仕事ですので、5cmX7.5cm厚み15mmぐらいの木っ端にサンドペーパーを貼ったものですり減らすとうまくいきます(他の方法がありますが次の機会で説明します)

しかしこの部分を不必要に低くしてしまうと削り終わりがガタつきますので注意が必要です


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返信.gif


刃も定規を当てますと刃に対して立ち上がりが直角でない事が判り鑢掛けいたしましたが此れも使ってナンボ!それから考えます!

欅の切り出しも、刃の調整も、豆鉋を作る準備を兼ねてやってます!ナカナカ鉋に到達できませんが!ここいら辺が楽しい所!何時になるか判りませんが頑張って造ります!

欅の切り出しで判ったのですが!材を垂直に保って電鋸で切り出すのにジグが必要である事がわかりました!段差が出来たり厚さが違ったり!訂正のために大変な労力が必要に成りますので少し考えてジグを造ろうと考えております!

次から次えと新しい問題が出てきます!素人はこまった者です

今日は正に初夏・・・・・・・・気持ちの良い一日でした!


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指南帳_鉋_01.jpg


鉋にもコツがいくつかありますが今回は簡単に説明しました

僕はこのごろ手段の目的化を大いに良しとしています。今後順次ご説明しますが疑問がありましたら言って下さい

鉋には迷信のような通説があり、うまく削れない人が多いのでブログにも載せようと思っています

それにしてもシンプルな道具ほど奥が深く楽しい、、日本の刃物は魅力がありますね


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