home > blog > 前田純一 blog > works

works

2009.07.03

いのり_斑鳩の屋根

(0)  (0)

斑鳩03.jpg
「いのり・斑鳩」
屋根中仕上 2009年7月


封筒.gif

前田純一様


ナマシ"終了しました!丁度三時でした!

次に鉋の刃に入る訳ですが!其の前に"鑿の制作でした"四本作ります!

幅20×厚3と幅14×厚3と幅7×厚3と幅3×厚2.5の四種類!

師匠の写真を参考に刃の角度は作って見ます!

一番細いのはそのままで!ほかの三本は"裏出し"をしてみようと考えています!

目立屋の金床が具合良さそうなので!やらせてもらうことにします!


何だか職人さんに成ったようで!ワクワクします!面白いもので!経験した事がない事に入り込むのは興奮します!

デザインしている時も周りから!何時になったらデザインするのナンテ冷やかされましたが!道具は作るのが楽しいです!

今度お会いする時に!小生が一人で作ったガラス瓶リサイクルのPR・DVDを見てください!

デザイン提案したのだから!何処も作ってくれないから!責任を取って作ってくれで!一人で作り上げたジオラマ(4300×2000)のセット二週間で作り上げた時の楽しかったこと!赤字でしたが仕方在りません!


「鑢」必要でしたら送りますので申し付けてください!

暇を見つけて鑢で刃物を作ってみようと思います"左右一対"の鈍角の切り出し!


雨も上がり子供達の遊ぶ声が響いています!子供の声は宝物!




返信.gif

三時というのは夜中のことですか?・笑

金床は年季が入っていてピカピカに砥石で研いであるんじゃないですか? そんなカネには換えられないもの、僕だったらとても素人には触らせられません・爆

 それにしても二十年以上前の出会いでしたのに僕は貴君のご本職を知りませんでした。先日デザイナーとお聞きしてびっくりしさもありなんと納得。

よい仕事は段取り八分とよくいいます。しかし我々は段取り時間多すぎませんか?喰えないわけですネ・汗 それでは傑作DVDをみせていただくのを楽しみにしています


今後貴兄の制作予定、左右一対鈍角切り出しはとても使えますのでがんばって下さい

刃厚は出来るだけ厚く、角度は45度ですが、これは是非おまもり下さい

それからいくつもの豆鉋、これはなによりも愛しい一生道具となりますよ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ペン.gif

斑鳩05.jpg

「初めての自製フライス盤による屋根の荒彫り」

2009年7月2日


今日はこちらも雨が上がり、よい気分で厨子の屋根を彫っていました

今僕は日本の屋根のかたちの特徴、むくりとてりの美しさの虜になっているのですが、ベジェ曲線の立体にもかならず数式があるはずと、ここのところ連日深夜探っていたわけです

熟練職人の手は機械のように正確に動くといいます。まだまだ熟練とは申せませんが自分の手の動きをXYZ軸に置き換え、ボール盤を改造したフライスに角度調整治具を作ったもので荒彫りを終わるとその機械美?に感動しました。

この理屈をコンピュータ制御NCルータに置き換えて誰でもスイッチポン、同じものが大量安価、経費の安い海外で、といったのが現代でしょうが、しかしこのようなものに対しては意味がないことでしょう。これは工業と工芸の相違、作り手のハートとセンスの問題で、しばらくシャッターを押していると中尊寺覆堂のようなイメージが匂い、1990年製愛用の豆鉋で手仕事の微妙なてりを豆際(マメキワ鉋)で昔ながらに仕上げながら美の世界へ突入しております


斑鳩02.jpg

「CADによるベジェ曲線からの型制作・桂薄板」


斑鳩06.jpg

「角度調整治具スケッチ」2009年6月


思惑道理に仕事が進み疲れた体が喜びがあふれ、今では侘びて静かな斑鳩の1500年前、和絵の具に彩られた建造物のはでやかな壮麗な美しさにふと思いを馳せるのです
飢餓、疫病、流血、混迷に世の中があふれていて、とても現代の旅行気分ののどかな田園風景とはほど遠かっただろうと想像しながら日本の侘びさびの真意にゆかしい気持ちになりますが、僕は仕上がりまでにこれから何千回豆鉋を往復させるのでしょうか?しかし回数事にすり減っていく指先に生きている実感を感じながら鉋くず一枚一枚に平安のいのりの気持になるんですが、どっこいBGMがクラプトンとは我ながら呆れます・汗
それにしてもCADどころか、物差しさえ、ましてや学校などなかった時代にどのようにしてあのように美しい日本の屋根を生み出し、現代に引き継いできたのでしょうか? 頭がよかったその頃の職人の労苦と喜びを思い、さまざまな喜びやつらさに行きつ戻りつつしております


豆鉋_反りNo3.jpg

「豆鉋反りNo.3刃巾24ミリ 1990年製」

Name :

Email Address :

URL :

Remember personal info?

Comments :

  

Trackback URL for this entry.

「 works」の一覧へ戻る


PAGE TOP