2009.07.25
指物師の道具箱_叩き鑿_耳上り
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「欅厨子屋根_小屋裏部分の仕上げ・耳上り鑿 角6分」
木彫叩き鑿。平面と入りすみ(谷部)を同時に彫るための鑿で、稜線のかたちが隅角と隅丸に仕上がる刃になっています。
隅丸のRには大小があり、耳と呼ぶ立ち上がりの角度に45度のものと90度のものがあります。作り手の好みに合わせて特注する鑿で、刃の形がそのまま彫り跡のデザインになります

写真左は隅角刃、中は隅丸(すくい)

左から
隅丸、隅大丸、隅丸すくい、隅角

底の深さをボール盤などで基準面としたあと、荒彫りからこの鑿だけで仕上げます
底部にはすくい刃を使います

「刃表部」
刃裏が鋼、刃表が地金で裏スキのない刃物は仕上げ研ぎだけをしますが、キング"仕上げ砥石 #6000を刃巾の三分の二程度に切り、片側角部をGCなどの荒砥石で鑿の角の形に合わせます
また刃裏が錆びると修復は難しいのでめ特に手入れを入念にします
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「道具箱の宝物」
父保三が日本美術学校(現芸大)の恩師・星雲先生から譲り受けた耳上り
道具は不思議な力を秘めているようです
美しいこの鑿を使うと仕事への気合いが違い、
一歩でも父の仕事に近づけるような気持ちになります
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