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2009.08.23

みなとみらいのインテリア

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木工家であると同時に子供の住環境を作るのは親としても当然の仕事で、それらが僕の作品のベースになって発展している
実家が超自然なので超都会が家族にとってもいいと、(お陰で赤煉瓦脇のハンバーガーショップのビールは僕の楽しみになった・笑) みなとみらいのマンションの抽選に運良く当選した娘夫婦の2003年の引っ越しに向けて、彼等のこれからに僕は家具を拵えた



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海が見えるか日当たりか、僕は日当たりが絶対とすすめた。彼等の身の丈に見合った価格の面積75平米の小さな南西角4Fにはラウンドした大きな窓がついていた
海は近いが、開発コンセプト「森」が娘達にとってはなにより魅力で、エントランス広場には樹の苗が植えられ、現在は4階の窓に届くまでにも成長し、小鳥達が賑やかに歌うようになり下草も根付いて僕の好きなシダが群生する真夏涼しい住民のオアシスとなっている


「野毛山方面を望む」2005年

この写真の撮影時みなとみらい線はまだ未開通、ダイニングキッチンからは開発中の周辺の空き地が見えていた。僕はセブンイレブンで朝刊を買い、アスファルトを散歩して横浜美術館を通り開店すぐのカフェクリエのモーニングコーヒが何よりの楽しみで、ごく当たり前の都会の朝は、田舎の高原暮らしの僕にとってはありがたい子供からのプレゼントになっている



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「栗材のサークルテーブルとDIVEとフューチャー」

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「サークルテーブルとサークルチェアー」は家具を持たずに三城へ移住した当時、建築用に仕入れた松材の余りで作ったものが原型になり家族円満の願いからのネーミング

直径1メートル20cmの原型をひとまわりちいさく、テーブルトップを日本の食生活に合わせて低くしたが、通常の構造では幕板で脚が窮屈なので、無い知恵をしぼり脚部を45度に組んで自由な膝の動きを実現するデザインとなった


甲板は人の手の痕跡を生かした手仕上げの栗材
今は過ごした時間が美しい傷となっていてこの仕上げは工房の伝統である









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入居後、子供のいない娘達はジャックラッセルのUnicoを飼い、なんと彼のバースディパーティをこのテーブルで毎年開いたりしている・・・笑・・・のだが、結婚記念日などなど、もちろん親類縁者の祝いごとの舞台ともなっている


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その後息子の初作の椅子「DIVE」が加わり、当時の初めての試み、アルミの背の椅子「フューチャー」が増え、アルミのランチョントレイ、家族一年箸、溶銀の箸置、寄木花入れ、面取りのペンスタンドなどなど、うるさい娘にテーブル小物の試作品モニターになってもらうのだが、友人や仕事仲間がわいわい集まっても大勢座れる角のないサークルテーブルは思い思いの大切な歴史を刻んでいる


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