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切り抜きから

2016.02.21

私の半生④

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生まれた頃にはホンダが自転車用補助エンジンを発売、新し物好きの父は、早速自転車に取付けて仕事先を回ったり、時に僕や弟を荷台に乗せて10キロほどの母の実家まで走るのを楽しみにしていました。まだ洗濯機や冷蔵庫や石油ストーブはなく、父はその頃は安価な鯵の干物や松茸を、火鉢で炙りながら晩酌を楽しみにしていましたが、木っ端で風呂を焚くのは僕の仕事でした。父はバスの排気ガスに文明の香りがすると言い、皇太子ご成婚からほどなくして、炭屋を家業としていた友達の家がガソリンスタンドに転業したり、東京タワーと首都高速が出来て東京オリンピック開催、ホンダスーパーカブ、ダイハツミゼット、トヨタパブリカやニッサンサニーなどのクルマが発売されてモータリゼーションが幕を開けたのです。 大衆車というふれこみでしたが、まだまだ高級外車を見るような目で父が感心して眺めていたのを思い出します。頭が良くないと指物師になれない、と言いますが、僕は自転車で三浦半島を一周したり、犬と遊んでばかりいて勉強はからっきし、天才肌の父の成績はどうだったのだろうと、この頃になって興味があります

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