2009.10.14
指物師の道具箱_寸法録_小鉋_内面取り鉋
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入りスミ内面取りのための鉋大小二種で、大は二枚刃 小は一枚刃です
45°の交差角度は60°になるので鉋台木端を下のように作り、面取り交差部を削れるよう、刃は耳をとらずに左右端まで使います




「端部鉋くずの排出口」


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2009.10.14
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入りスミ内面取りのための鉋大小二種で、大は二枚刃 小は一枚刃です
45°の交差角度は60°になるので鉋台木端を下のように作り、面取り交差部を削れるよう、刃は耳をとらずに左右端まで使います






2009.10.13
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最初に作る刃巾1寸強一枚刃の豆鉋基本形を含めて三種ある豆平鉋です
1と2は逆目が止まる仕込み角、3はねかせ刃で、逆目のない横削りや木口削りなど切れ味を優先する削りに使います。鉋身(刃)、1.3はハイス鋼、2はSKH鋼・ポータブルプレーナの刃で作ったものです
板は真っ平らに削るばかりでなく、箱の底はクルクルと回らないように凹面にすくのが上物の作法とされています
そのため鉋下端はすき加減に合わせて凸面に作り、その度合いにより豆平三種を使い分けます

彫り込みが刃口に向かいテーパー状に拡げてあるのは有効削り巾を最大にするために贅肉を取りさった必然の美しい形で、美しい作品は美しい道具から生まれるものだと僕は思っています
2009.09.12
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この鉋二種は伝統工芸展に出品していた頃作ったもので、その後機械の性能がよくなりましたので余程の仕事でないかぎり使うことは少なくなりました

鉋は鉋身(刃)を鉋台下端からに削り代だけ出るように固定するために断面が楔状の刃と樫の木の弾力を利用していますが、任意の位置で固定できない欠点を持っていて飾棚の引き戸がすべる下溝などは深さの調整が出来ません
それで刃を左右方向にも楔形状にして補助楔で刃を左方向へ押すことにより任意の位置で刃が止まるようにしました。台頭左部分の出っ張りが基準面に載ることで安定し、55度強に刃を仕込み逆目を止めています

伝統の脇鉋を同じように補助楔を加えて改良したもので、板を差し込む溝の立ち上がりを削り、羽目板などの嵌めあいと角度を微調整する鉋で左右一対です

木の建具がサッシになって鴨居や敷居を削る必要がなくなったように、指物の世界でも出番の少なくなった消えゆく道具・滅びの美学といえましょう・・汗

「寸法録_脇鉋 ひふくら鉋」扉戸当たりを抉って(しゃくって・削りだすこと)いるため、羽目が外胴付きになっています
羽目内側は金箔仕上げで、組みあげ後に塗ることがありません。そのためほぞが隙間なくきれいに納まるよう脇鉋で合わせます
2009.09.07
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切面(きりめん・45度におとす面)は指物のかたちの重要な構成要素で、割合が適切な面取りはうつくしいものですが、取りすぎると全体のバランスに影響します
この鉋は調整できるガイドを鉋に取り付け、角度と面巾を正確に削りだすためのものです
刃巾9分、仕込み角38度の二枚刃構造4ミリのねじでガイドの巾を調整し、任意の面巾に仕上げます
「エンタシスの柱の大面取り・斑鳩の厨子」
細い棒を削る場合にはこのような治具上で削ります
データ作成・早川久美子
2009.09.01
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仕込み角と刃先角には密接な関係があり、刃は鋭角になるほど切れ味がよく摩耗しやすく、材に逆目が起きやすく、鈍角になるほど切れ味が悪く逆目が起きづらく長切れします
このことから立てて刃を仕込み、硬くて53度でも逆目の止まらない紫檀や鉄刀木などの唐木やヴェンゲ、刃先を摩耗させる成分を持つチーク、加えて砂気の付いてしまった鉋下端やボンドのついたあて台をこの鉋は調子よく仕上げます
息子の作っている鰹節削りに使う鉋は、逆に寝かせて刃を仕込むことによって切れ味を優先し、硬い鰹節を削っても切れ味が落ちないように摩耗しにくいHSS鋼を使用して、台鉋の弱点をカバーするよう工夫しています
正倉院に残る木工藝品は一体どのようにして作られたのでしょうか?
素晴らしい伝統を引き継いできた日本の道具台鉋の原理をよく理解し、とらわれずにHSS鋼や超硬刃物などの新しい素材を生かすことが、新しい道具と作品の創作に結びつきます

