2010.12.17
指物師の道具箱_底取り
(0) (0)
切れなくなった鑢から作る1cm以下の小穴やほぞ穴の底を平らに仕上げる刃物です
赤めて直角に曲げ、グラインダーと砥石で整形後、油で焼き入れして本研ぎします
赤めて直角に曲げ、グラインダーと砥石で整形後、油で焼き入れして本研ぎします

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「三城霧氷」
2010年11月16日
home > blog > 前田純一 blog > 指物師の道具箱2_鑿・小刀・刃物
2010.12.17
(0) (0)


2009.08.29
(0) (0)
普通の鑿では加工出来ない、すいつき桟の溝底などの鋭角部の加工に使う鑿でコバが斜めに立ち上がっています
これは市販の寸法では間に合わない溝巾3ミリほどの自作の細い鎬鑿で、一辺が3ミリの三角鑢から作りました。ディスクグラインダーにダイアモンドカッターをセットして水をかけながら荒削りした後、ダイアモンド砥石で研ぎだして焼き鈍し焼き入れ作業を省きます

鑢の先端部の細くなった2cmぐらいを落とし、腐りにくい檜やヒバで柄をすげ、研ぐときに口元から水が入って埋め込んだ鑢が錆びないよう漆などで口埋めします

すい付桟の立ち上がり角度は70度強、鑢角度は60度
コバの鑢目は研がずに残して底と立ち上がりを一緒に仕上げます
使用例2009.07.25
(0) (0)
木彫叩き鑿。平面と入りすみ(谷部)を同時に彫るための鑿で、稜線のかたちが隅角と隅丸に仕上がる刃になっています。
隅丸のRには大小があり、耳と呼ぶ立ち上がりの角度に45度のものと90度のものがあります。作り手の好みに合わせて特注する鑿で、刃の形がそのまま彫り跡のデザインになります



底の深さをボール盤などで基準面としたあと、荒彫りからこの鑿だけで仕上げます
底部にはすくい刃を使います

刃裏が鋼、刃表が地金で裏スキのない刃物は仕上げ研ぎだけをしますが、キング"仕上げ砥石 #6000を刃巾の三分の二程度に切り、片側角部をGCなどの荒砥石で鑿の角の形に合わせます
また刃裏が錆びると修復は難しいのでめ特に手入れを入念にします
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

道具は不思議な力を秘めているようです
美しいこの鑿を使うと仕事への気合いが違い、
一歩でも父の仕事に近づけるような気持ちになります
【注】木工の仕事に役立てる以外の無断転載をご遠慮下さい
商業用などに使用される場合はご連絡下さい
前田木芸工房 前田木藝工房 松本市美ヶ原三城 江戸指物師 前田純一 厨子仏壇制作販売 まえだもくげいこうぼう
2008.12.05
(0) (0)

昔の刃物はあたりはずれがあり、有名な千代鶴の鉋刃のようなものになると贋物が出回り、切れない千代鶴が昔は細工場に錆びてころがっていた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
前田先生には良い方法をご教授賜りまして有り難うございます
この様な検査方法があったのかと大変嬉しく思っています
色々実験をして音の変化と傷の有る無し、内部の鍛接不良
鋼の隠れた亀裂、和鉄の場合の変化、鋼の種類によっての変化
鑿、小刀、鉋の種別による変化
様々な角度から検品して音の大切さを痛感しました
今回お送りしました物は良い音が出ていますので
間違いないと判断しまして送りました
末筆ながら先生にお礼申し上げます
三代目 左久作 拝


完成した小刀(2000年・檜材摺漆仕上げの柄)




錆は 生漆(きうるし)と砥の粉を練り合わせて作ります。
漆にかぶれる方はエポキシ接着剤でも結構です







これらの刃物は最後まで僕が使い切れるものでもなく、若者に引き継いでもうらうのが楽しみです。現代の使い捨ての道具にない愉しみかもしれません
1
