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展覧会

2008.11.06

小椋正幸_木と漆のうつわ展_伊那 小蕪亭で 2008年11月7日から

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街_信州_妻籠 馬籠 団体_木彩会_役員会2008 小椋商店へ - 22 1.jpg

「妻籠早朝・少女とトイプードル」


ときおり手が空くと妻籠を歩きたくなる

小椋正幸さんの工房と妻籠は車で5

妻籠を歩いて、秋ならば栗きんとんをいただき、

富貴の森で温泉につかって、工房に泊めて頂く

彼とあれこれ話すのは何よりの気分転換になっている



20年以上前、父君小椋栄一さんと僕が、日本工芸会木竹部の仲間だったことがきっかけになり小椋正幸さんと出会った。小生は三代目、正幸さんも長い家系を背負う厳しさが共通で、僕は江戸の洗練、彼は地方の野趣を身につけて、お互いに持ち合わせない魅力を感じ合っていたような憶えがある。
飾り気がなく、朴訥正直で、気配りのできるナイーブな彼と気が合い、以来家族ぐるみのお付き合いをさせてもらっている。

彼より20年ほど早く、機械文明の幕開けに失意を味わった僕は、悩みつつ手仕事の魅力を追求していて「機械では成しえない仕事」をするんだよ・・と会うたびにに自分の思いを語らせてもらっていた。
豪快で繊細、野趣があって気品を伴い、素朴であっても土くさくない、簡素で飾り気がなくて、きりりとしていること、風雅でいて精緻であって、長閑でいて気が利いていること、田舎のかほりがして垢抜けることなどなど・・・欲張っていつでも僕は話す

妻籠 小椋商店へ2008:9月05.jpg妻籠 小椋商店へ2008:9月04.jpg妻籠 小椋商店へ2008:9月02.jpg

妻籠で2008年9月

機械と手工具を使い分け、長い修業を積みながら作ることに多少は自信があったとしても、人間を磨いて「美しいかたち」の無理難題を表現するんだよは、僕自身のことでもある。
蕎麦うちと日本酒の好きな彼の生活スタイルが、木地も塗りも一人で仕上げる彼の心から流れ、工芸の本質をよくとらえた手の痕跡となって、このごろ見事に昇華しはじめたような感動を覚える。
 その姿が君自身なのだよと嬉しいが、あのときの出会いがなければ、僕の作品には野趣が伴わず不健康で、君は単なる野暮であったかもしれない・・

言葉のようには簡単にいかない「かたち」は、僕も同じで先の長い道程、これまでの仕事の成果の発表を区切りに、家系を背負いながらご苦労をされてきている父君と暖かいご家族に囲まれ、ますます腕とセンスを磨かれて、貴君の個性が宿る作品がとどまることなく生まれることを願い、展覧会のご盛況を心から祈っている。




小椋正幸_木と漆のうつわ展.jpg
小椋正幸_木と漆のうつわ展2.jpg
▶▶▶小蕪亭
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