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春夏秋冬

2008.12.31

本年も大変お世話になりました

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師走納品・久しぶりにキャビネットを制作させていただきました


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「楢材コレクションケース・東京M邸」




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新しい仲間が増え、怪我もなく無事に楽しい制作をさせて頂きました

皆様の佳い新年をお祈りいたします



2008.12.25

THANX!!! クリスマス_2008年12月24日

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テラスタイルでのクリスマス展示などなど、

応援して下さっている皆様へ心から感謝申し上げます。



NEW FACE_若者三人は明るく、それぞれ個性を発揮しはじめ、庭からの植物でリースを作ったり、休みにケーキを工夫して作ったり、遠くから応援して下さっている方々のご好意に囲まれ、楽しいクリスマス親睦会をさせていただきました。

本年も大変お世話になりました。

工房一同 皆様の佳い新年をお祈りしております


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2008.12.23

弟子達_早川久美子君

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早朝と夕方僕は火を焚いて食事の仕度を始めるが、薪は長年使われてきた治具や仕事の端材だったりで炎は思いで深く、それらの灰は製材した桐や山菜のアク抜きに使われる


昼食時、今日の当番が鍋に煮干しを準備してあり、夕暮れに炭の上で数分の沸騰を終える頃を見計らい鰹節を加えるのだが、鰹節削りの刃は前例のない超硬合金で拵えたので七年を経てもよく切れて若者は毎夕いい音を出すのだ。

鰹節は大漁時に薪で燻し、カビを利用して作る日本の保存食で、楢の木の薪材は信州四賀村からも産地へ運ばれている。東京日本橋付近にはいくつも店があって、にんべんには子供のころにはよく買いに行かされた。創業が1699年の老舗というから伝統食文化に敬意だが、松本にも植田という鰹節店が健在なのがうれしい。鰹節は木と同じで冬は乾燥で割れるので引き出しの中にみかんの皮を入れたりする

 毎日が質素な味噌汁なのだが、季節ごとの安くて安全で香り高い野菜類の工夫や、味噌の合わせかたとすり鉢さばきから生まれる味の多様性は、外の自然の刻々の変化と同じで、賄いには工夫と創作のヒントが盛りだくさんで木工での創造力を高めている


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それから薪で米を炊くが、燃料となる木の種類や火加減により画一性のない炊きあがりとなりたまに失敗して美味しいお焦げができたりする。

そのころになるとすっかり暖まった部屋が仕事を一段落する弟子達を歓迎する。年月と共に火熾しと飯炊きがうまくなるのは難しい鉋と同じで、自分が過ごした時間の覆せない知恵となっている。


ご飯が蒸れて若者たちの楽しげな会話が始まるころには僕は酒を飲んで寝てしまうのだが、久しぶりに作ったクリスマスツリーがきれいで酒が美味く少し弟子達をからかったりする

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「なんのためにおまえ達は作るのだ」と、例によってやってしまったらしい。

深夜早川がこんなメールを送ってきて、大切なことを僕も忘れていたことに気づいたりする

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先生

 

お疲れ様でございます。

家に帰り、さっそくブログを拝見し、

手前椅子のPDFを開いてみました。

秒を数えようと、時計を見ながらクリック・・・

数える間もなく一瞬で開きました。

光は早いです。

 

 

それと、また日記を書きます。

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週1回の日記を2週間もサボってしまいました。

その間考えていたこと。

 

「何のために作ると思う?」

先生は、お夕飯を召し上がりながら私たち弟子二人に質問されました。

頭の中でぐるぐる・・

誰かのため?

自分のため?

欲しいと思うものがあるから?

とれもしっくりきません。

 

しばらく何も答えられないでいると、先生は、

「木のために作るんだよ。」

あぁ!こんな大切なことを思いつかなかった自分に反省。

でも、まだまだ『木のために作れる』ようになるまでは、

修行の日々が必要で、実感がわいていないかもしれません。

 

そこで、自分なりに料理に置き換えて考えてみました。

ご近所から、大きな採れたての白菜を頂く。

どんな料理にすればこの白菜の美味しさを一番引き出すことができるか?

そうだ。白菜と豚肉の重ね蒸しにしよう!

誰かが喜んでくれたり、自分が美味しいと感じるのは、その結果の話し。

たぶん、そのとき私は白菜のために料理ができたのかもしれません。

 

先生のおっしゃる

『木を生かして僕らが生かされる』

このことを忘れずに修行していきます。


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早川へ


へえっっ 光はそんなに早いのか

自分で書いて自分が見れないなんて悲しいなあ・・・


それにしてもそんなこと言ったかなあ・・


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2008.11.26

結婚式_いのり パーティーのたのしみ

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東京の結婚式に参加させて頂くのは山の生活者にとっては小旅行となる
前日信州は雪模様だったので夏用のタイヤのミニで出かけるにはためらいがあり、まして野外での結婚式がどうなることか心配だったが、秋たけなわのこの日、天は見方をしてくれた

親類縁者が見守るなかで二人が覚悟を誓い合い、お披露目パーティーとなる
パーティーには趣味の集まり、お茶会、あるいは仕事仲間との発表会などなどさまざまな意味合いがあるが、結婚披露パーティーは、家族友人、先輩後輩、職場学校仲間などが何かの縁で結ばれていて、新夫婦の永遠の幸福を祈るといった参加者全員の公約数的共有感がなにより楽しい。加えて主催者である新郎新婦の生き方の表現でもあるから、二人の側面を知り、その考え方や趣味性に共通点を新たに発見することで皆の絆が堅くなるだけでなく、このように育てられたご両親のご苦労とお人柄を想像できるのだ。
外見からは想像がつかないT嬢の、芯の強さと愛犬HONEを式に参加させる個性と、心配りや礼をわきまえる持ち味を再認識、W君は大きな体とひろい心で相手を受け止めることの出来る優しい青年と見受けられて僕の心は豊かになり、後味のよい東京の秋の一日をわけて頂いた。

結婚も仕事も全うするのは難く、天候、災害、不慮の事故、やまいなど解決できない場面に直面すると人はいのるほかに術がないのだが、田舎にはまだ存在している鎮守の杜が、社より先行していたことの意味を思うと、樹木の下での結婚式というのは木工家の僕に限らず興味深いことではないだろうか。東京にも自然豊かで、齢を重ねている樹々に守られた公園は数多くあり、世田谷区の砧公園も昔から僕の大好きな場所である

2008.09.16

秋のはじまり・・結婚式に・エリック クラプトン

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「晃一君のギター」


若い頃、僕はロッカーになろうか指物師を継ごうかの岐路にたったことがある・汗

息子の結婚式に、何十年ぶりに、そしておそらく人生最後となろうか、ギターを持ってお祝いに歌を歌おうかと思い練習中
恥も外聞もない迷惑・・それとも自分にしか出来ないお祝いとはこういったものだろうか??



曲はもちろん大好きクラプトン

「Wonderful Tonight」は彼が若いときから歌いつづけ、60歳を迎えても新テイクを録音していてやはり風格がありますが、僕も初作を何回も作り続けたい


三城の夏はゆっくり訪れて、あっという間に過ぎていく

美しい紅葉が間近に今秋は結婚式が三つ、どれも僕に縁の深い若者で未来を夢見る楽しみを味わっている

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クラプトンの魅力は、若い頃の作品がいつまでも「LIVE」なこと

人の能力が生み出すステキは文明の進歩とは無関係で、機械が発達してもいい木工品が生まれないのと同じで文化とはそういうものでしょう・・・探求の苦しみを乗り越え、昔の曲を何度も何度もくり返し誇り高く楽しんでいるお年を召した若者は、めったにいないと思います。

ライブアルバムが何枚もありますが、素敵なイントロダクション「Key To The Highway」ではじまり、ジャズのスタンダード「Over The Rainbow」で幕を閉じる彼らしいストーリーを持ったドラマのような僕のクラプトン・ベストアルバムは 「One More Car, One More Rider」2曲目「Reptile」はバックアーティスト達のインストルメンタルがなんともかろやか、これから始まるすてきステージを連想させてくれます

「Just One Night」も二枚組のライブアルバムで、Wonderful Tonighはこちらがハートフルで僕のお気に入りです。聴きやすくなった前記よりもクラプトンのやさしさがストレートに音楽となっているような気がします。そのころ彼はペダル奏法をやってみたかったのでしょうか?ビートルズみたいなリズムのアドリブが聴かせどころ「Blues Power」は体を揺すりたくなる楽しさです。

日本公演の通訳をした方の話では控え室でのクラプトンは、だいじょうぶですか、と心配になるほどめろめろでも、舞台に上がった彼は別人のようにちゃんとするのだそうです。酒麻薬女に逃げざるを得なかった彼のロックが、凡人には理解できないような深い悲しみや苦しみのうえに歌われていることは「Double Trouble」「River Of Tears」を聴くと納得です。才能とは、仕事への愛着と探求心と、哀しさへ向かう克己心ではないでしょうか。世の中への怒りを、愛に満ちあふれたメロディへおきかえる天才、クラプトン いつまでも元気で・・


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