
工房を信州に移してからしばらくして、その新緑の美しさ、紅葉の美しさに感じ入る度、「信州にたくさん植林されている信州カラマツをつかって、私たちもなにか制作できないだろうか」と考える様になりました。聞けば、信州カラマツは家具には使いにくい木で、なかなか利用が難しいのだとか。
そこで信州カラマツを手に入れて制作をはじめてみたところ、確かにはじめは扱いづらさに苦労の連続。しかし次第に美しい木目や脂が馴染んだ時の艶にも魅せられ、なんとかこの素晴らしい材を世の皆さまと共有したいと努力を重ねて参りました。細工に工夫がいるのは確かですが、そのノウハウを得た今、私たちは信州カラマツの魅力を十分に引き出せる作品をうみだせると考えております。