鎌倉を引き払って三城へ持ってきたものは道具と材料と祖父と父の作品、それに薪ストーブだけだったので家族の住まいが出来てテーブルと椅子と犬小屋を作り終えると次に必要だったのが音楽でした。1998年の初めての個展に出品したミュージックキャビネットは、太陽電池でカーステレオを駆動、折りたたみ式の反射板、クルマをつけて野外へ持ち運びができるそのときのものが原型になっています。このクルマのついた小さな木の箱はカセットテープがipodへ変わっても、壊れたアンプとスピーカーユニットを取り替えて三城の薪ストーブとともに東京で相変わらず輝きながら美しい音楽を奏でてくれています
高さ75cm間口53cm