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1.お知らせ

2016.11.26

新しいテーブルシリーズ「paddle」をスタートします

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atelier m4 は、テーブルのシリーズ「パドル」の制作をはじめます。

木という素晴らしい素材が、日々の暮らしの道具として使われ、その時間が味わいを増してゆくこと。
その為に、木の天板は昔ながらの方法でひとつひとつ鉋をかけ、手作りすることが欠かせないと、これまでの経験のなかで私たちは感じてきました。そしてそれが大勢の方の生活にとってかけがえのない豊かさにつながるような実感も強くあるのです。

パドルは、そんなテーブルがより多くの方に「実際に使って頂ける様に」願ってデザインするブランドです。手作りの手間をかえずに、素材や構造などを絞り込むことで求めやすいものにしたいと考えています。

フォルムはシンプル。古い校舎を訪れて出逢った学習机のような、使う人、使う場所、使う時代すら超えられるような、普遍性のある形と佇まいを目指し、板厚、部材のシェイプ、面取りなどの細部にまでしっかりと職人の目と手を配っています。

このパドルのテーブルのカタログモデルのいくつかは、既に11月から県内各地の「工房信州の家」さんの展示場、モデルハウスで展示していただいていますが、新たなブランドの出発を知って頂きたく松本市内の村山人形店さんのお店をお借りして発表展示会を開催します。

産声をあげる頼りない瞬間ではありますが、普段からおつきあいさせていただいている方々にぜひご覧頂き、ご意見を伺いながら育て始める、節目の展示発表にしたいと考えています。

ぜひご来場頂きます様、心からお待ち申しあげます。


■paddle 新作テーブル発表会
□日程:2016年12月2日・3日
□時間:11時〜18時
□会場:村山人形店 〒390-0811 長野県松本市中央2-5-32

■レセプションパーティ
□日程:2016年12月2日
□時間:19時から20時

会場では3つの新作テーブルを展示します。
・ラウンドテーブル:180*90cm・カラマツ
・スクエアテーブル:180*90cm・クリ・ステンレス
・iloli extensionテーブル:90-135*60cm・カラマツ・ステンレス

paddleの制作にあたり、馴染みの製材屋さん、快く会場をお貸しくださった村山さん、レセプションで軽食を用意してくださる料理家の佐々木さんなど
地元の友人に助けて頂ける事を大変嬉しくおもっています。さらに、このプロジェクトにおおきなアドバイスと多大なるご協力をくださる
フォレストコーポレーションの小澤社長に、そして信州の山にたくさんの木を植えて育ててくださった多くの地域の方々に、心より御礼を申しあげます。




2015.01.07

2015年もどうぞよろしくお願いします。

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白木の重箱の納品

あけましておめでとうございます!

昨年も大勢の方に制作をさせていただき、本当に感謝してもしきれない1年間でした。
今年も自分たちにできることを精一杯、出来ない事が少しずつできるように努力しながら
歩んでいきたいと思いますのでどうぞ変わらぬ御指導の程、宜しく御願いいたします。

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カッティングボードの持ち手になるステンレスを鍛造しおえたところ

年末から年始にかけて、お重の納品やカッティングボードの制作に励んでいました。
みなとみらいのレストランで8日からはじまる新メニューのため、
15枚、大きなクルミの1枚板のカッティングボードを制作して
気持ちよく鉋をかけ蜜蝋を染み込ませながら、仕事納めとなりました。

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レストランのカッティングボード、追加のご注文。大きなクルミから木取りして休ませているところ。

いまはお正月に凍って破裂させてしまった水道管を修理しながら
また大きな家具の制作を進めています。


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キッチンで使うためのオーダーメイドで制作したシェルフです。片手で開け閉めができるようにレールの引出しをつけました。

12月に納めたシェルフも下記にアップしました。
ご覧頂ければとても嬉しいです。
>open shelf

改めて、本年もどうぞ、宜しく御願いいたします。


atelier m4 前田大作



2014.10.01

【19日で締切です】 スタッフ募集(木工職人)のお知らせ

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【下記の内容にて2014年10月1日より募集をしておりますスタッフについて】
スタッフ募集について、ご覧頂きありがとうございます。
今回の募集については19日をもちまして応募を締め切りとさせていただきます。
御検討中の方は、お早めにご連絡頂ければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。(2014.10.16)




アトリエ・エムフォオ株式会社(atelier m4)では
本日よりあらたにスタッフを募集いたします。

文末に要領をまとめましたが
私たちの想いも御読み頂いてから、応募して頂ければと思います。
長文になりますが、どうぞ宜しくお願いいたします。

2014年10月1日
アトリエ・エムフォオ株式会社 代表
前田木藝工房 四代目

前田大作

・ ・ ・


伊豆から上京した曾祖父が工房をひらいた1901年。
それから鎌倉、松本と工房の場所を移しながら
私の家では変わらずにずっと木工を続けています。

祖父、父、それから私と代を重ねて仕事をしてきたこの113年の間に
日本人の生活は西洋化や近代化などの変化があり
木工の道具や作り方、私たち職人や職人をとりまく環境にも大きな変化が訪れました。

注文して頂く家具や日用品の、形や種類がかわってきたこと。
内弟子となって師匠の家に住み込んで仕事を覚える仕組みが減ったこと。
木や自然素材以外の素材から工場で大量に生産する物作りが増えたこと。

それらはたくさんのポジティブな結果も生み出しましたが
同時に、それまで繋がれてきた素材との関わりや、手の仕事が
ひとつ、ふたつと少しずつ薄れていく事になりました。

そのため、傑出した技術や芸術性をもつ作家が活躍する一方で
その土壌となる大勢の木工職人たちは次第にその数が減り
普通の暮らしを形づくる普通のものは
人工素材の工場量産品によって提供される時代を過ごしています。


手仕事の木工品がそのような日用の物を提供できなくなっている背景には
他にもいくつかの要因があります。

例えば無垢の木には周囲の温度や湿度にあわせて収縮するという特徴がありますが
これは作る現代の高気密住宅で使う場面において狂いや反りを生じる可能性につながります。

また、製品に均一化をもとめてきた時代において
板1枚ごとに木目や性質が異なる木材(特に広葉樹)という素材は
その魅力を活かそうとするほどに量産が難しくなります。

一方で木の魅力である経年変化によって増す味わいなどを伝える事は難しく
手間と時間をかけるために、納期が長くて価格も高い、
購入するのも簡単ではないといった買いづらさというものも
このような状況を生み出した原因なのだと考えています。


現在、無垢の家具を作る工房に家具をオーダーしてくださる方には
注文してから納品までの過程を楽しんで頂けているという事もあると思います。
実際に私も仕事をさせて頂くなかで、長い時間打ち合せをして設計を決め、
素材を吟味してひとつひとつ作る仕事に大きな充実を感じています。

ただ一方で、その他の様々なお客様については
木の魅力を提供する努力ができていないのではないかとも危惧しています。


私は数年前から
「無垢の木の家具というのは、木が好きな人、手仕事が好きな人、
ありふれていない物が好きな人だけが手にするだけでは、いけないんじゃないか。」
と考えるようになりました。

木工の仕事をしていれば日々想いを巡らせる事になる、
日本列島の高温多湿な気候によって豊かに育つ森林のこと。
その恵みを享受するために連綿と受け継がれた木工や漆工の技術。
それによって形となった日本の建築や生活の様式。
私たち日本人の暮らしを太古から支えてきた
風土と共生するこの生活文化は、自然界に大きなダメージを与えることがなく
大切に育て、長く使うというサイクルによって永久的につなげる事ができる。

...果たして、多少の不便や苦労があったとしても、これほど尊い事があるのでしょうか。

自分の感性、自分のやりたいこと、生まれた家の都合などを離れて
木工という仕事のもつ本質的な魅力に触れたとき
これは是非、大勢の方にお伝えしたいと感じました。



僕が7年前にatelier m4をはじめたのは、木工の家の四代目として
手仕事の木工の欠点をひとつひとつ改善して、現代のフォーマットにのせて
いまは手仕事の木工品とは縁のない方にも、それを届けなければという想いからです。


一品制作の木工品とも、大量生産の工業品とも違う、
かつて日本にたくさんあった(...そして例えば北欧には今もきちんと残っている)ような
木工の必要性を感じるからこそ
改めて素材を考え、デザインを考え、製作方法を考え、販売方法を考えなおして
模索して、失敗もしてきました。

仲間を迎えるだけの覚悟をきめて、昨年2013年からは、
職人を正社員として迎えています。
若い方の技術を育てながら、あるいは優れた技術を組み合わせて
木工に今の時代のイノベーションが訪れればと思い活動をしています。

このたび、新たなスタッフを募集することになり、求人のご案内をいたします。


・ ・ ・


【m4の働き方】

いま日本で、様々な職人が減りつつあるからこそ
m4では職業としての木工職人が魅力的であることも目指したいと考えます。

全てを満たすものではないと思いますが
どのように働くかという事は、どのように生きるかに関わる
大切な要素だと私たちは考えています。

初めはお給料が少ないと感じるもしれません。
そのかわり、ほぼ定時に終わり、休日も週に2日あります。
夏は日のある内に仕事を終えて、帰宅途中にトレッキングを楽しんでも良いでしょう。
自然体ではたらく事ができる...素朴ですが素晴らしい生き方ではないかと考えています。
もちろん、小さな会社で個人が素晴らしい仕事ができるようになれば
結果として業績があがり昇給もあると考えています。

都会で満員電車に揺られるかわりに美しい自然の中を通勤し
賑わいだ環境でスピード感溢れるオフィスでなく
落ち着いた工房のなかでじっくりと仕事に取り組んでいます。


制作の状況によっては、残業もあるかもしれません。
ただし、あくまでも定時で仕事を終えることを目標にしています。

厳格な職人の世界を期待すると、ものたりないかも知れません。
けれどm4はひとりひとりの責任と信頼を大切にする人間関係のなかに厳しさを保ち
大きな目標にむかって協力しあう職場環境を作っています。
また、安心して働ける環境があってこそ腰を据えた木工に取り組めると考え
社会保険、労働保険に加入しています。


職人の仕事においては、時に辛抱強く修練する事が求められます。
初めは皆苦労しますが、そうして身に付いた職人の技によって
お客様が喜んでくださった時に、仕事の充実を感じる事ができるでしょう。


具体的な木工過程においては、日本の伝統的な技術を大切にしています。
昔ながらの技術で現代に美しさを提供する家具が私たちの目標とする木工です。
また素材についても自然の無垢木材のみを扱います(原始的な金属加工もあります)。
これは伝統的なモノ作りが自然環境面でも人間への健康面でも
負荷が非常に少ない優れた製造技術だと考えているからです。



【募集内容】
募集職種:木工職人
担当業務:無垢材木工家具の企画設計製作・お客様との打ち合せや納品・関連イベントの企画など
応募資格:学歴不問 年齢不問 未経験者可
勤務地:長野県松本市入山辺
必要な資格:普通免許
勤務時間: 8:00〜17:30 (休憩合計90分を含む)
休日・休暇:土曜日、日曜日(完全週休2日制)、祝日、年末年始、夏期休暇、GWなど
※長期休暇については柔軟に対応をしています。
給与:月給145,000円〜(経験、スキルに応じる)
待遇:給与改定年1回、賞与年1回
選考基準:木と環境を大切にする方。礼儀正しい方。美しいライフスタイルを大切にしている方。


【応募方法】
1.履歴書 2.志望動機 3.作品集(ある場合)
を下記住所に郵送してください。
書類選考をさせていただいた後、面接をさせていただきます。
>送付先:〒390−0222長野県松本市入山辺8961−1345
>問合せ:info@atelier-m4.com


【アトリエの見学】
アトリエ見学、問合せ、詳細の打ち合せなどは随時可能です。
実際の通勤を想定してぜひご自分で下記住所までおでかけください。
これまで問合せが多く調整が必要な事もありましたので、
あらかじめご連絡を頂きますようお願い申し上げます。
>工房住所:〒390−0222長野県松本市入山辺8961−1345
>見学申込:info@atelier-m4.com



ご応募を心よりお待ちしております。



2014.02.04

長野県創業支援センターの支援を、来年度からも継続していただけることになりました。

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m4設立時から継続しているモットーがあります。

木材は、人間が自分で生産することができる資源だ!という事を訴えること。
職人が職人らしく働くことができるチームをつくること。

木の魅力を伝えたり、手仕事の魅力を伝えるということは
いろんな方が僕たちよりも上手になさっているので、
いまさら駆け出しの僕らが言えるようなこともないのかもしれません。

けれど、国産の、地元産の木材を
多少難ありでもそれを乗り越えて使う事が大事だという事や

ちゃんとした生活基盤があるなかで、月給で、保険にもはいって、
休日も定時もはっきりしている職人が
働く喜びを日々実感しながら、慎ましくあっても心豊かに生きていける事を理想に
頑張っていきたいと願うことは、すごく大切だと感じました。

最近では県産材利用の事では地元の方、行政の方、興味をもってくださっています。
大変ありがたいことです。



「長野県を日本一創業しやすい県にする。」
阿部守一知事が掲げる目標のひとつです。

他の地域の事は不勉強ですが、
長野県には様々な新規事業の創業を強く支援していて
アトリエm4も3年前に審査を経て、創業支援をしていただいています。
さらにこの度は、さらに2年間の支援期間の延長を認めていただきました。

私たちが受けている支援は
松本市の創業支援センターにて開発室を貸与して頂くことと
技術的、会社運営的な指導、アドバイスを受ける事です。

カラマツ材への塗装技術などについては
大きな知識と方針を得る事ができましたし、
3Dスキャナや3Dプリンター、各種計測機械、実験装置などが整った設備にて
最先端の技術に触れる事も可能です。

大変ありがたい事だと感謝しながら
本来であれば、速やかに支援不要の事業へとしなければならないという
反省をしつつ、残りの支援期間の活動を進めたいとおもっています。


写真は、今年導入されたレーザー彫刻機の説明を受けているところ。
昨今では目新しい技術というよりも、活用すべき身近な装置というものだからこそ
木工の新しい可能性を探るために気軽に利用できるということが
本当にありがたいと感じました。
(装置の利用は一般の方にも開放されています。また、規定の料金がかかります。)


長野県創業支援センター
http://www.gitc.pref.nagano.lg.jp/sougyou/
































2013.10.28

もうすぐ新しいキャビネットができあがります。

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納品間近となり、ここ数日は毎日夜まで制作にかかりきりとなっていました。納品日を間近に控えてようやく作業の目処がたち、少しだけ安心しています。

今回制作しているキャビネットは、キッチン裏の収納となります。通常はビルトイン収納や吊戸棚などがくる場所かもしれませんが、住宅を新築中のお客様のご希望でキャビネットを据え置くことになりました。

無垢の木製キャビネットとはいえ、日用の食器や調理器具が収納されるので使い勝手の良さが大切です。今回も使われるシーン、ライフスタイル、収納内容などを慎重に検討しながら、容積の割り付けや構造を時間をかけてデザインしてきました。

経験上、巾広奥深な引出しは「収納量」にも「探し物への素早いアクセス」にも有効です。

しかし、私たちが慣れ親しんだ昔ながらの構造で作る大きな引出しでは、もっているものを1度おいて、引出しの正面中央にたち、両手で左右の引手をもって引き出すという「所作」が必要になってしまいます。スムースに片手で開閉でき、引出しの最奥部まで開くスライドレールのメリットは、こういう収納ではとても魅力的です。そこで今回はプッシュオープンのスライドレールを採用する事になりました。

一般的なサイレントクローズのスライドレールではなくプッシュオープンとしたのは、引手がないフラットな前面をつくりだし、無垢の木でしか実現できない、美しい木目の景色を観て頂きたいと思ったから。もちろん、引手がはみ出さない事で心理的なキッチンスペースがより広くなることも大きなメリットです。なにかが引っかかる事もなく、小さなお子様に怪我をさせる心配からも開放されます。

信頼しているメーカーでこのプッシュオープンのスライドレールは国内未導入だったため、ドイツ本国から夏のうちに航空便で取り寄せて、取付けを行いました。全て取付けがおわり、動作の確認もできたあと...引出しの目地については手作業でひとつひとつ微調整をしています。

木の仕事、木の美しさを感じる暮らし...。ライフスタイルにあわせた家具の成り立ちやアプローチは様々だと思いますが、木でなければできない事、感じられない事を引き出せる様に、完成までの仕事を丁寧に進めたいと思っています。

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