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2.展覧会・イベント

2017.11.13

連続トークイベント「このまちに暮らすこと」

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2017年11月15日、前田大作がトークイベントに参加します。
このトークイベントは、来年から全5回で始まる連続トークイベントの説明会のような内容となります。

本編となるのは、来年1月から始まる連続トークイベント、「このまちに暮らすこと」。
時代とともに移り変わる暮らしについて、様々な視点を持つゲストをお招きして開催します。

松本の木工家三谷龍二さんとOpenMUJI(無印良品)さんからの発案で始まったこの企画に
RITOGLASSの永木卓さん、本・中川の中川圭さん、栞日の菊地徹さんとともに前田も参加させていただいています。すでに椅子席は満席となっているようですが広大な無印良品の売り場スペースでのオープンイベントですから、もちろん立ち見が可能です。お気軽にお立ち寄りいただけたら大変嬉しく思います。

・2017年11月15日19時〜
・無印良品イオンモール松本 OpenMUJI
・参加無料
・椅子席25名(要申込・先着順) / (立ち見自由)




連続トークイベント
「このまちに暮らすこと」


  最近、松本に新しい風が吹いているように感じます。地元出身者のUターン、移住者のIターンによってこのまちに住む人たちが増え、これまでなかったタイプの飲食店が生まれたり、本屋さん、ガラス工房などが開設されたりしています。そしてそのどれもが質の高い内容をもっているために、まち全体に影響し、まちが楽しくなっている。そこで改めて思うことは、地方のまちにおいて、一軒の魅力的なお店の力、あるいはそれを作ったひとりひとりの人間の存在はとても大きいということです。それはある意味、打ち上げ花火のような町おこしイベント企画よりも、まちにとってずっと大きな力であるように思うのです。
   そういえば僕たちが旅行する時、その町にどんな魅力的なお店があるのかをまず調べます。旅行者にとっては名所旧跡もいいのですが、そのまちにしかない一軒の美味しいお蕎麦屋さんを知ることは、とても重要なことだからです。その一軒一軒のお店の魅力が、ひいてはまちの印象を作っている。そして、多くの旅行者に愛されるお店が自分たちのまちにあるということは、住んでいるものにとっても、暮らしを豊かにする大切なことなのです。

「このまちに暮らすこと。」というこの連続トーク企画に集まった5人は、松本市内に本屋を開いている2人と、工芸制作の工房をもっている3人によるユニットです。そしてメンバーの仕事である本や工芸は、時代の先端というよりも、昔から変わらずある仕事の形だと思います。わたしたちがそれぞれの仕事を選択した時、ほとんど無意識に時代の流れに抗う気持ちが働いたように思います。インターネットが広がり、今は出版不況といわれる中において、あえて新しく本屋さんを開店するということ。あるいは、3DプリンターやAIが話題の時代にあって、手でものをつくること、時間と手間をかけること。どちらも一見、時代に逆行するようなところがあります。でも、効率と便利さだけでは、人は幸福になれないのです。そうした時、一冊の本、あるいは一枚のお皿が、人にとって、暮らしにとって大切なものとして浮かび上がります。たしかに本も器も、失ってはならないもの、生活を豊かにしてくれるものです。逆にいえば、わたしたちの暮らしは、なにげないそういうものよってつくられているのです。そしてその小さなことを疎かにしては、わたしたちの心が満たされることはない、そんな気持ちから、わたしたちはこの企画を始めました。

「このまちに暮らすこと。」の連続トークを通じて、みなさんと一緒にこのまちのことを考えていきたいと思います。そして、このまちに暮らすことが楽しくなったり、いつものまちの風景が、少しだけでも新鮮に感じられるようになったらいい、と思っています。「このまち」は、わたしたちが生まれてから死ぬまで、ずっと暮らしていく場所です。だから自分たちの住むまちは、私たちのひとりひとりの暮らしにとって大きな関心事です。それを町おこしに多い経済の話ではなく、生活者の立場から「人の暮らしはどのようにあるといいのか」を、考えていけたらと思っています。

三谷龍二



イベント公式ウェブサイト
>www.konomachinikurasukoto.com

2017.10.13

唐木さち・奈良千秋・前田大作 三人展

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展覧会のお知らせ

唐木さち先生、奈良千秋先生と前田大作による三人展を開催します。

唐木先生による美しい野の花と、奈良先生の美しい白磁の造形。前田大作は指物の家具を中心に挽物など制作をしています。

ぜひご予定頂き、会場にて御高覧賜りますようお願い申し上げます。

唐木さち・奈良千秋・前田大作三人展
会期 10月27日-30日 11時〜17時
会場 手仕事商會すぐり 長野県松本市中央3-2-13小道入ル





2017.09.07

ビングデザインセンターOZONEにて第14回椅子塾展

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本日より「第14回椅子塾展」に出品します。

この展覧会は椅子デザイナーの井上昇先生が
1999年に設立した「椅子塾」の塾生とそのOBによる展覧会。

椅子塾は現在80期を迎え、国内外で活躍中のデザイナーを含め卒業生は314人とのこと。
今回、m4もOBとして参加させていただき、下記3点の家具を展示いたします。


1点目は季刊誌「住む。」61号にて紹介していただいたダイニングチェア"md401"。

掲載時からフレームの形状、座板、背板、全て少しずつブラッシュアップして
より掛け心地よく、より洗練された椅子を目指しています。



2点目は昨年発表したテーブル専門のブランドpaddleからラウンドテーブル。
八ヶ岳山麓で育ったカラマツの天板とステンレスロッドのフレームのダイニングテーブルです。

paddleは「名作(椅子に似合う)テーブル」。木製脚やスクエア形状の天板、
さらにエクステンションテーブルもラインナップしています。
ぜひ詳細は下記のurlよりご覧いただきたいと思います。
>https://www.paddle-finetables.com/



3点目は今年5月に家具メーカー同士が集ったブランド"intermaker"の小さなスツール。

"furnituremakers stool"と名付けたこのスツールは、友人で家具職人仲間の前澤さん(block atelier furniture)と制作したもの。前田がデザインを、前澤さんが製作を担当しています。旭川で修行した前澤さんの精緻な技をぜひご覧いただきたいと思います。

intermakerは、手仕事の家具をいろいろな視点で、広い視野で作りたいと立ち上げたブランド。
ここ数年の仕事も掲載されていますので、ぜひ下記のwebページもご覧ください。
>https://intermaker-furniture.jimdo.com/


▼第14回椅子塾展(入場無料)
▽2017年9月7日[木]-19日[火] 水曜休館
▽10:30-19:00
▽リビングデザインセンターOZONE 6F ロードサイドスクエア・パークサイドスクエア(163-1062東京都新宿区西新宿3-7-1)


また、9日には椅子塾セミナー「椅子デザインの現場から」と題したトークイベントが開催され、前田大作も登壇させていただきます。

▼椅子塾セミナー「椅子デザインの現場から」
講師:清水慶太(プロダクトデザイナー)、河東梨香(テキスタイルデザイナー)、前田大作(木工家)
聞き手:井上昇(椅子塾塾長)
▽日時:9月9日[土]15:00-17:00
▽会場:8Fセミナールーム
▽定員:50名(申込不要)

こちらにも合わせてご参加いただければ幸いです。

どうぞ宜しくお願い致します。



2016.11.26

新しいテーブルシリーズ「paddle」をスタートします

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atelier m4 は、テーブルのシリーズ「パドル」の制作をはじめます。

木という素晴らしい素材が、日々の暮らしの道具として使われ、その時間が味わいを増してゆくこと。
その為に、木の天板は昔ながらの方法でひとつひとつ鉋をかけ、手作りすることが欠かせないと、これまでの経験のなかで私たちは感じてきました。そしてそれが大勢の方の生活にとってかけがえのない豊かさにつながるような実感も強くあるのです。

パドルは、そんなテーブルがより多くの方に「実際に使って頂ける様に」願ってデザインするブランドです。手作りの手間をかえずに、素材や構造などを絞り込むことで求めやすいものにしたいと考えています。

フォルムはシンプル。古い校舎を訪れて出逢った学習机のような、使う人、使う場所、使う時代すら超えられるような、普遍性のある形と佇まいを目指し、板厚、部材のシェイプ、面取りなどの細部にまでしっかりと職人の目と手を配っています。

このパドルのテーブルのカタログモデルのいくつかは、既に11月から県内各地の「工房信州の家」さんの展示場、モデルハウスで展示していただいていますが、新たなブランドの出発を知って頂きたく松本市内の村山人形店さんのお店をお借りして発表展示会を開催します。

産声をあげる頼りない瞬間ではありますが、普段からおつきあいさせていただいている方々にぜひご覧頂き、ご意見を伺いながら育て始める、節目の展示発表にしたいと考えています。

ぜひご来場頂きます様、心からお待ち申しあげます。


■paddle 新作テーブル発表会
□日程:2016年12月2日・3日
□時間:11時〜18時
□会場:村山人形店 〒390-0811 長野県松本市中央2-5-32

■レセプションパーティ
□日程:2016年12月2日
□時間:19時から20時

会場では3つの新作テーブルを展示します。
・ラウンドテーブル:180*90cm・カラマツ
・スクエアテーブル:180*90cm・クリ・ステンレス
・iloli extensionテーブル:90-135*60cm・カラマツ・ステンレス

paddleの制作にあたり、馴染みの製材屋さん、快く会場をお貸しくださった村山さん、レセプションで軽食を用意してくださる料理家の佐々木さんなど
地元の友人に助けて頂ける事を大変嬉しくおもっています。さらに、このプロジェクトにおおきなアドバイスと多大なるご協力をくださる
フォレストコーポレーションの小澤社長に、そして信州の山にたくさんの木を植えて育ててくださった多くの地域の方々に、心より御礼を申しあげます。




2016.02.01

2月になりました。 -1月の展覧会を振り返って-

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2016年もあっという間に1月が終わり、本日より2月がはじまります。
1月はいく、2月はにげる、3月はさる...なんて言われますが、たしかに
年が明けてから年度末まで、時間があっという間に過ぎていくように感じられますね。
だからこそ、心穏やかに、仕事に打ち込みたいと願っています。

昨年、2015年の12月27日より開催されていました
伝統の未来01|木工|針葉樹の可能性 の展覧会が
1月25日、無事に会期を閉じました。
大勢の方にご覧頂けた事、心より御礼申しあげます。
御寄せ頂いたたくさんの感想に、叱咤激励を頂いたように感じ
この企画に参加できたことを深く感謝しています。

企画監修の三谷龍二さんに2015年の夏に声をかけて頂いてから
冊子用の原稿を書いたり、制作するものを考えながら過ごしてきた半年間は
自分が地元の針葉樹であるカラマツ(唐松)材とどのように過ごしてきたかを振り返る、
また、これからどのようにこの木に寄り添うのが良いかを考える貴重な時間にもなりました。

古道具坂田の坂田さんが出品された杉の棚を前にすると
身の回りにある素材として杉を選び(あるいは育て)、
それを利用する術を身にまといながら
暮らしをつなげてきた日本の民の営みに対する憧れがより一層強くなり、
同時に、岩本忠美さん、川合優さんの作品に
共に針葉樹にとりくむ作り手として
次にすすむ新たな刺激を頂いたように思います。

改めまして、ご来場くださいましたみなさま、
監修をしてくださった三谷さま、事務局と会場のみなさま
出展者の坂田さま、岩本さま、川合さまに
心より御礼を申しあげます。


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日本デザインコミッティによる松屋のデザインギャラリー、デザインコレクションは学生時代からの憧れの場所でもありました。
その場所で、これまで自然な流れの中で打ち込んできた針葉樹の取り組みを展示して頂ける事に感動を覚えた初日。


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古道具の坂田さんが展示した杉の棚。枯れて素朴でなお魅力を増す木の風合い。
製材の歩留まりを思わせる板厚。最小限の加工と、実用に徹したうえにある設計の美。
これからもっと見習わなければならないところがたくさんあるように思えました。
古い物を同時に展示していただけたことに、この展示の大きな意味があるように感じました。



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今回の展示では、それぞれに棚を出品するという打ち合せが事前にありました。
おおまかな寸法が決められた上で、3人の作り手がそれぞれにヒノキ、スギ、カラマツで作った
棚は、材の個性、作り手の考え方が入り交じる面白さがあったように思います。

右が岩本さんのヒノキの棚、左が川合さんの杉の棚。


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会場には棚の他に、小さな木工品の展示がありました。写真はその一角。
指物、刳物、挽物、他にも様々な技術で針葉樹を物に活かす事を実現しています。
この工夫、技術が木に寄り添う為に必要な智恵なんだろうと感じました。

だからこそ、これからはもっと多くの作る手が求められると思います。


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展覧会にあわせて初めて作ったカラマツの鰹節削り。
カラマツ材の木口を削るのは難しく、ホゾも作りづらいため指物にはなかなかむかないのかと考えていたところ
良材であればそれも実現するということを実感はできました。
この後、カラマツを活かす為に有用なのかどうかを考えるとしても
その木目、特に木口の景色はやはり独特の風情に感じられます。



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ちらも展示にあわせて制作した丸箱。
普段はクロガキなど硬くしなやかな材で作り気密ある蓋を作るのですが
カラマツでそれは無理なので(夏に育つ部分が柔らかすぎるため)ある程度ゆるく、肉厚に
作らざるを得ません。けれど、それでも良い用途にとっては、作る意味が発するとも思えます。
工房で端材となっている小さな木片を「物」にかえるために慣れないロクロに挑戦していますが

カラマツの木口や年輪の美しさがあらわれるたびに、この木をみつめなおすきっかけになっています。



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