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4.制作風景・工房の日々

2011.08.01

8月になりました。工房は秋の作品展にむけて制作を続けています。

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不安定な天候が続き、大雨の被害のでている地域もあるそうです。
心よりお見舞い申し上げます。

工房は涼しい日々が続いていますが
怪我もなく無事に過ごさせて頂いております。
高原の短い夏、懸命に制作を重ねたいと思っています。



2011.07.28

和光での前田純一・大作木工展にむけて。大作は新しい制作をはじめました。

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10月29日(土)より和光本館6階の和光ホールにて開催予定の
前田純一・大作木工展。

前田大作は栗材厨箪笥の制作も区切りがつき
次の作品の制作をはじめています。

現在制作をはじめたのは
間口2尺弱の引出。

欅材と杉材を組み合わせた甲と
楓材と栗材を組み合わせる乙の2台を作っています。

写真は楓材の鏡板と口矧の材を木取っているところ。
この楓材、北信地区の木工所さんの貯木所を昨夏訪ねた折に
吟味を重ねて選ばせてもらった信州ならではの意外な材です。
是非展覧会場で、前田大作の木に対する想いをご覧頂ければと思います。





[ 和光ホール|前田純一・大作木工展 ]

2011.07.25

和光での前田純一・大作木工展にむけて。本日はチャイム銀座の掲載写真を撮影します。

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今週も、工房では秋の親子展にむけて制作を続けます。
大作の制作している厨箪笥(くりやだんす)も
いよいよ本日、誌面掲載用写真の撮影となりました。



[ 和光ホール|前田純一・大作木工展 ]

2011.07.20

和光展に向けて、栗材厨箪笥の制作。

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10月29日から銀座和光本館ホールにて開催予定の前田純一・大作木工展。
現在、全力で出品する作品の制作に取組んでいます。

大作は、厨箪笥の制作が大詰めにさしかかっています。




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栗材をつかった、この作品は
下段は引出し、上段は引違戸となる食器用の箪笥です。
美しい木目の栗材を、その素性の良さを引出せる様に
注意をはらいながら配しています。





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引出しの構造は自然に還る素材への強い想いから木のレールを仕込みました。
スライドレールのようにスムースではないかもしれませんが
簡便であることよりも、長い意味で使い続けられる事に
本当の価値を見いだしたいと思っています。
高気密になった近年の日本の住宅事情を考えると
仕切り板によって引出しをささ得る伝統的な構造も
時には見直さなくてはならないとも思います。




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面腰の框を組んだ、引違戸の枠。
栗材の美しい鏡板を、しっかりと支えて引き立てる大切な仕事。






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指物というと、木だけで作ると思われていますが
良く考えてみると、美しい金物は非常に重要な指物の要素。

木材をホゾ組などによって構築して物を成立させる指物は
長所を活かし合い、短所を補い合うという必然性を大切に考えています。
異素材もまた然りで、伝統的な日本の家具には美しい金物が不可欠。

今回の厨箪笥の引手には鍛造アルミニュームを選びました。
銀鑞による彩りを施した銅や真鍮にも強く惹かれますが
アルミニュームの高いリサイクル性には
新しい金属でありながら強い魅力を感じます。
また、長年アルミニュームによる作品作りにも腐心してきて
最近ではようやく、アルミならではの美しさを引出す糸口も掴めた様な気がして
今回の美しい栗の杢をひきたたせる大役を、この素材に託してみようと決心しました。




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長い時間をかけて育った栗。
偶然が重なって手元に届き、美しい板にするために
日々悩み、手を動かしてきました。

まもなくこの作品も制作が終わり
秋のお披露目に備える事となります。




[ 和光ホール|前田純一・大作木工展 ]

2011.07.13

鰹節削りの制作

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鰹節削りの制作を進めています。
2009年に新しい図面で作り始めた鰹節削りは
微修正を重ねながら制作を続け、現在にいたっています。

2009年に制作したきっかけは、
参加したグループ展「時代をつなぐ仲間たち(2009年和光並木ホール)」で
指物というものを自分に問いかけたかったから。

「木工」という物作りにおいても、その中でジャンルは様々。
僕は、代々継いでいる「指物」という木工のジャンルの中で
指物らしさ、指物の現在の形、というものを追求しなくてはならないと
丁度そのころから、以前に増して意識が集中してきたような気がします。

日常の物として、そして日常をベースアップしうる物として。

曾祖父がはじめたこの道を、僕の順番でもきちんと歩きたいと考えています。
(前田大作)

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鰹節削りは、木曽桧を主材に制作しています。
写真は、鉋とその下の引出しを納める「身」の部分の制作風景。
白い木曽桧と、赤い欅の鏡板のコントラストが楽しみになってきます。
桧の柾目材と対照的に、欅の木目は面白みのある木を選んでいます。
蓋、身、引出しと、3枚ある鏡板は一枚の板から丁寧に木取り、
最終的に一枚の板の美しい木目の連なりが見える様に制作しています。



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