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4.制作風景・工房の日々

2012.05.07

欅材小棚の納品に行って参りました。

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昨年秋に和光でおこなった親子展。
最後の作品を先日納品して参りました。

生まれ育った鎌倉に作品をお届けするときは
懐かしさが加わってまた不思議な気持ちになります。
子供の頃の昔の自分と、最近の自分の想いを込めた家具が
交錯するような感慨があるのかもしれません。

間口95センチの小さなこの棚は
木目の面白い欅を鏡板に
シンプルな造形をこころがけて作りました。
左右の開き扉と真ん中に2杯ある引出しの引手を
真鍮と銅で作り、直線に仕立てたのは
この欅に促されたような造形です。

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お客様のリフォームの御都合にあわせて
展覧会終了後もしばらく手元にお預かりしていましたが
実際にお部屋にはいり、いよいよ作品が目を覚ましたような気分です。
小さなテレビをのせても良いでしょうし
中には雑誌もある程度の量収納できそうです。
小さいながらもちょっと存在感のある木の家具が
美しく時を重ねてくれればと願っています。


欅材小棚
間口95センチ・奥行30センチ高さ45センチ





2012.03.27

信州カラマツ材の美しさをもっともっと大勢の方にご覧頂きたいとおもって作っている育林箸。ご家族でおつかいくださる方が増えています。

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寒冷地で育つカラマツ。

その紅みを帯びた木目の縞模様をみていると
冬に育つ部分である「冬目」の美しさに惹かれます。
厳しい時に育つ部分が結果として美しいなんて
なんだかとっても励まされるように思います。

育林箸は信州で一番多く植えられている
カラマツの利用が増える事を願って作っています。

最近は結婚式の引出物におつかいくださったり
同じく信州の森林の現状を心配していらっしゃる企業さんから
まとまった数のお問い合わせをいただいたりするようになって
とてもありがたく思っています。

そして、ご家族でそろえて使ってくださるかたもいらっしゃいます。
全部で14色ある色をご家族でいろいろと相談しながら
きめてくださるようでとても嬉しく思っています。

口先の色などを弁柄塗りにしたりする工夫もありますが
長さをかえたご注文もおうけできます。

お子様専用のお箸は、たとえば17センチ、18センチと
ほんの少し長さをかえるだけで
御兄弟や御姉妹がいらっしゃっても楽しく使って頂けるのではないでしょうか。

思えば、家族のなかで食器を個人のものとする文化は
日本的なのでしょうか。自分のお箸、自分のお茶碗。
楽しい暮らし方だと思います。







2012.03.22

100膳あまり用意していた育林箸の在庫が残り僅かに。発売後2日で大変ありがたい反響をいただきました。

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現在、信州の木材の利用は
素材生産量(森林で材木として利用可能な状態に育っている木の量)の9%程度にとどまっています。

atelier m4 はこの状況を改善したいと願って
信州で最も多く植えられている信州カラマツの利用に取組んできましたが、
最近ではカラマツの魅力にすっかり魅せられています。

ひとつは、その特徴的な木目。
一般的に針葉樹は均質で端正な表情が特徴ですが
その中でカラマツは木目の縞模様(マサ目と呼ばれます)がひときわ目立ちます。
これは、寒冷な環境で育てるように適応してきたこの樹が
夏にはぐんぐん育ち、冬は落葉して寒さに耐えているためあらわれる
カラマツならではの特徴なのかもしれません。

新しく制作をはじめた育林箸には
菜の花や胡桃の油で仕上げる「白木」の他に
漆で仕上げる「塗り」のお箸も用意しています。

素朴な塗り方ではありますが
木の表面を保護するという漆本来の意味でのこの仕上を施すと
カラマツの特徴的な縞模様の木目のコントラストが際立って
他の針葉樹や広葉樹にはみられない、シャープな独特の表情となります。





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こちらは白木。
同じように、天削げとよばれる手元の先端には7色の漆を施しています。

木口とよばれる木の断面は水を吸い込んで痛みやすいので
漆を塗って、さらに顔料を混ぜた漆を塗ってこの色をつくっています。
漆というと、何度も何度も薄く塗っては乾かして磨くという工程を繰り返す
鏡のように美しい表面が思い浮かびますが
水に弱い木を保護するために塗られるというのが出発点。
この機能を芸術的に高めたのが蒔絵などに代表される漆芸の世界です。
話が漆になってしまいましたが...

白木の表情もこの清々しい雰囲気が美しい。
育林箸の白木部分には、菜の花と胡桃の油を塗り込んでいて
その優しい艶がとても良い風合いに仕上げられています。


このようにカラマツならではの木目を活かした育林箸は
基本的に「塗り」と「白木」に各7色、合計14色を作っています。
日本では食器が個人の物として扱われる事も多いですが
14色あればかなりの大家族でいらっしゃっても、自分のお箸を見分けられますね。






2012.03.19

一年箸として作って来たお箸をリニューアル。信州カラマツをつかって作る「育林箸」として明日20日より販売を開始いたします。

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これまで準備をすすめてきました信州のカラマツをつかって作る育林箸を
明日から発売いたします!

一膳1000円のこのお箸は信州で最も多く生えている信州カラマツで作っています。
信州の森林は木材として育っている量の僅か9%しか利用されておらず
森林の手入れが滞り問題となっています。

私たちはこのお箸を作り、つかって頂く事で
信州の木の利用が進み、健全な森林に戻る様に願っています。

m4Gallery >育林箸 





2012.03.14

カラマツのベッドを制作中です。綺麗な木目のスノコをホゾ組して、そのまま構造に活かします。

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ご注文をいただいたカラマツ材のベッド。
良い木目の材料を選んで、スノコを作っています。
綺麗な柾目が並ぶと、こちらも気持ちがスッキリとしてきます。



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