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4.制作風景・工房の日々

2010.10.26

工房の技法、鉄の錆止め仕上の綿色を、下伊那の養蚕農家のみなさまが見学にいらっしゃいました。

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念願叶って、おめにかかることができました!
県内の下伊那地域で養蚕を営まれている農家の方々、17名のみなさまが
工房を訪ねてくださいました。

それは、私たちが鉄の錆び止めとしている「綿色」の見学の為。
実は、私たちは養蚕農家のみなさまが集めてくださっている
繭毛羽をわけていただき、鉄の仕上につかっているのです。

これまで私たちは、着物の端切れなどを使って
この仕事をしていました。しかし絹の着物を手に入れる事も難しく
時にお客様から真綿のお布団を分けて頂く様な幸運に頼らなければ
なかなか仕事もままならない、という状況でした。
これまでは幸い、手元の絹がなくなってしまうことはありませんでしたが
今後の事を考えると、かなり不安な部分もあったのです。

そんな窮状を木工試験所のU様に相談すると、
養蚕がいまも行われている下伊那を訪ねるように教えてくださり、
JAみなみ信州のKさまとお目にかかれたのです。

初めて知る、養蚕農家の方々のお仕事の流れや様子。
その過程で「使い道がなくて困っている」繭毛羽の事を伺ったときには、
雷で打たれた様な衝撃だったのを覚えています。

分けて頂いた毛羽は、驚く程美しい綿色となって鉄を保護してくれます。
本当に、古の技法というもののしなやかさ、強さに胸を打たれるひとときです。





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