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4.制作風景・工房の日々

2011.12.28

無垢材をしっかりと使う、キッチンの制作。

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栗材、杉材をつかってキッチンを制作しています。
年末年始と仕事を続け、来年納品をさせていただく予定です。

木材を扱っていると
常に自然素材である無垢木材の長所と短所にむきあうことになります。

無垢材はその雰囲気だけでなく
制作中も使用中も健康被害がきわめてすくなく
廃棄する時にも環境負荷が極めて少ない優良な素材。
さらに、適切に育成すれば繰り返し使用できる資源であり
育成中には大気を綺麗にしたり、土壌を保持したり水源を確保したり
考えてみれば、すばらしい素材です。

しかし天然素材であることの欠点、
均一ではないために量産に不向きであることや
反りや捻れなどの「動き」がありメンテナンスが必要なことが
無垢材を使用しない社会の流れをつくってきたと思います。

そのような流れの中で様々な工夫が随所でなされ
木材を薄く加工し、木目を互い違いに組み合わせて張り合わせた合板や
一度チップ状に粉砕して固めるパーチクルボード、MDFというものが発明されてきました。
これらは木を使いながらも木の最大の欠点である「動き」を解消する
画期的なもので、問題とされている接着剤のホルムアルデヒドも
最小限におさえられたものも流通するようになっています。

今回のキッチンでも
私は無垢材で制作できるところは全て無垢材で
構造上、またお客様の使い勝手の上で
やむをえない場合のみ低ホルムアルデヒドの合板などを使う制作をしています。

無垢の木材を扱う上で
きちんと対応しなければならない事はたくさんあります。
高気密高断熱の昨今の住宅事情なども
伝統的な家具を制作してきた我々作り手が対応しなければならない時代の流れであり
あたらしい素材、あたらしい技術も我々が必要に応じてとりいれて
結果として現代に生活する私たちの暮らしが気持ち良いものに、
木の良さが最大限に活かせる様に工夫をしていかなくてはならないのだと考えています。





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