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1.お知らせ

2013.10.28

もうすぐ新しいキャビネットができあがります。

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納品間近となり、ここ数日は毎日夜まで制作にかかりきりとなっていました。納品日を間近に控えてようやく作業の目処がたち、少しだけ安心しています。

今回制作しているキャビネットは、キッチン裏の収納となります。通常はビルトイン収納や吊戸棚などがくる場所かもしれませんが、住宅を新築中のお客様のご希望でキャビネットを据え置くことになりました。

無垢の木製キャビネットとはいえ、日用の食器や調理器具が収納されるので使い勝手の良さが大切です。今回も使われるシーン、ライフスタイル、収納内容などを慎重に検討しながら、容積の割り付けや構造を時間をかけてデザインしてきました。

経験上、巾広奥深な引出しは「収納量」にも「探し物への素早いアクセス」にも有効です。

しかし、私たちが慣れ親しんだ昔ながらの構造で作る大きな引出しでは、もっているものを1度おいて、引出しの正面中央にたち、両手で左右の引手をもって引き出すという「所作」が必要になってしまいます。スムースに片手で開閉でき、引出しの最奥部まで開くスライドレールのメリットは、こういう収納ではとても魅力的です。そこで今回はプッシュオープンのスライドレールを採用する事になりました。

一般的なサイレントクローズのスライドレールではなくプッシュオープンとしたのは、引手がないフラットな前面をつくりだし、無垢の木でしか実現できない、美しい木目の景色を観て頂きたいと思ったから。もちろん、引手がはみ出さない事で心理的なキッチンスペースがより広くなることも大きなメリットです。なにかが引っかかる事もなく、小さなお子様に怪我をさせる心配からも開放されます。

信頼しているメーカーでこのプッシュオープンのスライドレールは国内未導入だったため、ドイツ本国から夏のうちに航空便で取り寄せて、取付けを行いました。全て取付けがおわり、動作の確認もできたあと...引出しの目地については手作業でひとつひとつ微調整をしています。

木の仕事、木の美しさを感じる暮らし...。ライフスタイルにあわせた家具の成り立ちやアプローチは様々だと思いますが、木でなければできない事、感じられない事を引き出せる様に、完成までの仕事を丁寧に進めたいと思っています。

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