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2012.02.25

3月からの販売を目指している「育林箸」の準備。

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信州は、県土の78%を森林に覆われています。
森林面積は北海道、岩手県に次ぐ全国第3位、約106万ha。

しかし、その豊かな森林から
毎年木材として使用できる成長の量に対して、
僅か9%しか利用されていません(全国41位)。

木材が利用されないと
間伐などの手入れが行き届かず、森林が荒廃してしまいます。

森林が荒廃すると、土壌や水資源の流出にとどまらず
森林が吸収している大気中の二酸化炭素量が増加してしまい(※1)
環境問題にも深刻な影響がでるといわれています。

そこでatelier m4は以前から
信州産の木をつかうことで森林整備が適切に行われる事を願い、
信州で最も多く生えている信州カラマツの利用に取り組んできました(※2※3)。




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【育林箸】

私たちを魅了する信州の美しい自然。
県土の約8割が山林に覆われ新緑や紅葉の姿は信州特有の風景です。

環境問題が深刻さを増す昨今、二酸化炭素吸着など
その重要性がますます注目されていますが
適正な管理費が捻出できず機能低下が心配されています。

森林を育てることは日本では古来より受け継がれてきた営み。
循環利用が可能な資源である木材をつかうことで持続可能な社会に近づくために
是非このお箸をお使いください。

日本唯一の落葉針葉樹信州カラマツは水につよい木です。
しかし天然の漆や食用の油で職人がひとつひとつ仕上げたこのお箸は「一生モノ」ではありません。

数年後にふるびてきたら是非新しいお箸に取り替えてカラマツをどんどん使って頂きたいと思っています。

素材:信州カラマツ・漆・信州産菜の花の油
生産地:信州松本
価格:一膳1,050円・化粧箱入りセットあり
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これまで一年箸として制作してきたこのお箸、
若手作家同士の連携を構築することに始まり、
作業の工程や包装などをみなおし
「育林箸」としてあらたにスタートさせたいと思っています。

育林箸は現在、大勢の方にお力添えいただきながら
3月の発売を目指して準備を整えております。

どうぞ宜しくお願い申しあげます。



※1:国の算出により長野県は全国第6位の年間126万CO2トンの二酸化炭素を吸収しています。
※2:長野県の木材素材生産量305万㎥のうち、カラマツは50%以上の150万㎥(平成21年)。

※3:m4のカラマツ利用は経済産業省地域資源活用事業、長野県創業支援事業に認定されています。




2012.02.13

カラマツのソープディッシュを制作しています。

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先日、大町の荒山さんより
「90年生のカラマツがあるから、つかってみないか」とお誘いいただきました。
早速、塩尻の林業総合センターに尋ねて、材を拝見しました。

目がこまかく詰んでいて紅色も美しく「良い木ですね」と話したら
材の良いところと欠点、そして
「どうやって育ったら板がそうなるのか」を丁寧に教えてくださいました。

林業の方。製材業の方。
そして木材乾燥などについて研究している方。
さまざまな業種の、大勢の方々の御陰で僕たちは物を作れるんだと改めて実感しています。

そしてもちろん、木を植えた方々。木を育ててくれた山々。
感謝と尊敬はどこまでも。

カラマツ材の魅力をどこまでひきだせるか。
それは僕たちの仕事です。
持ち味を最大に。

カラマツは、水に強い木です。
そして紅色が綺麗で、木目が美しい。
そんな訳で、今つくっているソープディッシュ。
製材業の方にお見せして
「カラマツってこんなに綺麗なんだね」と改めて感じ入っていただけました。
それは僕にとってとても、嬉しい事なんです。




2012.02.02

栗材のキッチンキャビネット。

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栗材のキッチンキャビネットを納品いたしました。
2012年、初めての大きな作品となりました。

昨年末より材の手配などすすめていた仕事でしたので
一安心、という気持ちです。

新築されるお家に設置するキッチンのお話を
信州に強いこだわりをもった家づくりをされている
フォレストコーポレーションさんにいただいてから
実際に御施主さんのお希望をお聞きして
キャビネットの設計をはじめました。


下部のキャビネットは左側にダストボックスを仕舞うワゴンを設置。
キャスター式でひきだすために掃除が簡単で清潔です。
右側には3列にわけて合計13杯の引出しをレイアウト。
用途にあわせて深さを設計し、使い勝手と収納量の両立を目指しています。
引出しにはblum社のレールシステムを使いました。
内部木材は全て杉の無垢材。合板などの接着剤の影響のない極めて安全な成り立ちです。




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上部の戸棚も内部にわたり全て無垢材。
スライドヒンジにはこちらもblum社の製品を使っています。
框をくまない戸板は反りの問題がありますが
内部スペースに影響しないように反り止めを施して
シャープでシンプルな無垢材キャビネットを実現しました。
また、吊り戸棚の右には飾り棚を2段、壁付けしました。

キッチンの天板、引出しなどの鏡板はすべて栗材をつかっています。
無垢材ならではの艶と風格をだせればと思い
手鉋で仕上、丁寧にオイルフィニッシュをしました。



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また、キャビネットのアクセントとなる引手は
彫込みにしてフラットな前面としています。
お子様とキッチンにたつことも多いご家庭では安心な構造でもあり
無垢材ならではの質感とその木目の変化がとても面白く
なによりどこを持っても片手でスムースに開閉できるので実際に使い心地よく、
レールシステムと無垢材の組合わせならではのデザインなのではないかなと思っています。


無垢の木を活かすということは
その欠点を補い、その長所をひきたてる隠れた仕事です。
木工とはその技術のある職種のことで、それは制作だけでなくデザインにも言えるのでは。
幼い頃から山に育って、薪を割って、木陰を歩いて、
木に対する絶対的な愛情みたいなものをこれからもっと
このような形であらわせればな、と思っています。

キッチンがこれからお客様に使われて
いまよりももっと輝きを増す事を願って帰路につきました。


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今回は3月で工房を卒業して独立する浜くんに納品設置に同行してもらいました。
道具の準備、納品時の手際、3年間の成果というものが感じられて
僕にはその意味でも、感慨深い時間となりました。





2012.01.23

栗材のキッチンキャビネット、制作が佳境となりました

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合板等をつかわずに無垢の木材だけで制作している栗材のキャビネット。
月末の納品にむけて制作が佳境をむかえました。








2012.01.23

数年振りの雪の工房となりました。

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先週末から断続的に降っている雪が積もり
工房は久しぶりの雪景色です。

今週も引き続き制作をしてまいります。



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