2011.12.13
今週も着々と制作を続けています。和光展を振り返る撮影も進めながら。
頂いているキッチンの制作は
図面も決定して材料も揃い、いよいよというタイミングになりました。
先日材木屋さんで見てきた材料を、改めて工房で眺めると
つくづく木材を扱う事の興味深さに想いが巡ります。
どこかでタネがおちて、根をはり、芽を出し、枝をのばした樹。
夏には葉を茂らせ、冬にはそれを落とし
山奥でひっそりと、あるいは里山で誇らしげに生きてきたその命が
ある日木こりに倒されて、大切に乾かされて、いま僕の手元に。
ほどなく作品となって、使い手の方のところへと向います。
考えてみれば、木工家の傍にいるのは意外と短い時間なのかもしれません。
(もちろん、たくさんも銘木をストックしている方々も大勢いるでしょうけれど。)
注文を頂いて、スケッチをしながら材木を探す。
そんなスタイルも心地よく感じられます。
写真は、和光で出品した欅材小棚。
小さなキャビネットですが、ある日であった欅の杢が面白く
シャープな造形の中でその欅に遊んで欲しくてこのような作品をつくりました。
真鍮と銀のコントラストを引手にして引き出し2段、左右に開き戸を配しています。
_________________________________
欅材小棚
間口90センチ
欅材・真鍮・銀彩銅
税抜価格:34万円(売約済)
_________________________________



